パリの兵器・防衛装備品展示会に初の日本ブース
読売新聞 6月17日(火)21時38分配信
【パリ=三井美奈】パリ郊外で16日開幕した世界最大規模の陸上兵器・防衛装備品の展示会「ユーロサトリ」に、初めて日本ブースが設けられた。
日本政府が4月に閣議決定した「防衛装備移転3原則」で、条件を満たせば武器輸出が認められたのを受けた動きだ。日本の防衛産業は予算減などで地盤沈下が続いており、海外展開で活路を開く狙いがある。
日本から参加したのは、三菱重工業や川崎重工業、NEC、日立製作所など大手、中小あわせて13社。パラシュートや架橋設備のほか、磁力を使って地中の様子を画面に表示できる地雷探知機、砲弾や地雷攻撃に耐えられる輸送用装甲車のモデルなど新技術が紹介された。仏紙ル・モンドが「日本の武器市場競争への回帰」と報じるなど、欧州での関心は高い。
これまで、日本の防衛産業は取引先が自衛隊に限られていた。しかし、新3原則では平和貢献や国際協力、日本の安全保障につながることなどを条件に輸出や国際共同開発が認められた。
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最終更新:6月17日(火)21時38分
読売新聞 6月17日(火)21時38分配信
【パリ=三井美奈】パリ郊外で16日開幕した世界最大規模の陸上兵器・防衛装備品の展示会「ユーロサトリ」に、初めて日本ブースが設けられた。
日本政府が4月に閣議決定した「防衛装備移転3原則」で、条件を満たせば武器輸出が認められたのを受けた動きだ。日本の防衛産業は予算減などで地盤沈下が続いており、海外展開で活路を開く狙いがある。
日本から参加したのは、三菱重工業や川崎重工業、NEC、日立製作所など大手、中小あわせて13社。パラシュートや架橋設備のほか、磁力を使って地中の様子を画面に表示できる地雷探知機、砲弾や地雷攻撃に耐えられる輸送用装甲車のモデルなど新技術が紹介された。仏紙ル・モンドが「日本の武器市場競争への回帰」と報じるなど、欧州での関心は高い。
これまで、日本の防衛産業は取引先が自衛隊に限られていた。しかし、新3原則では平和貢献や国際協力、日本の安全保障につながることなどを条件に輸出や国際共同開発が認められた。
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最終更新:6月17日(火)21時38分