


浦田 薫
パリ在住ジャーナリスト
風薫る6月。
チュイルリー公園では、恒例の第11回「Jardins,Jardin 」(庭園展)が開催される。今年は、都市部の自然をテーマにする。
会期中の5日間で、2万人の来場者数と業界のプロ2000人に、メディア関係者500名が参加するイベントである。
「皆の手で、都市部の植物多様性を作ろう」を掲げており、今年の見どころは、プロによるテラスやバルコニーの植栽方法、チュイルリー公園内に常設される実験・体験型の菜園、都市型農園、学生たちによる革新的なデザインプロジェクトも展示される。その他、苗木商、園芸用品、本屋など100出展で、アイディアや商品を見つけることができる。
そして、毎年、著名人の名前を持つバラが誕生する。今年は、作家アメリー・ノートンと命名された、開花時には、直径7cmほどで、60〜80枚の珊瑚色とナポリの黄色を帯びた花びら。新鮮なお茶のような香りを漂わせるのだそうだ。
© yann Monel
Jardins,Jardin
2014年6月5日〜9日迄
http://www.jardinsjardin.com