北朝鮮「米国は敵対行為に躍起」 声明で批判

7/4(木) 8:54配信

産経新聞

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮の国連代表部は3日、「米国は、朝米の対話と言いながら、実際は北朝鮮への敵対的行為にますます躍起になっている」とする声明を出した。米朝首脳による3回目の会談を行う一方、国連加盟国に制裁の履行徹底を呼びかける米国の取り組みを批判した。

 米国などは6月に、北朝鮮が洋上の違法取引「瀬取り」を繰り返しているとして年内の石油精製品の輸出停止を要請。ただ、中露が反対したため、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は加盟国に輸出停止を通知していない。

 また、北朝鮮によると、米英仏独の4カ国が6月29日、北朝鮮の海外派遣労働者の本国送還を求める書簡を加盟国に配布したと主張。トランプ米大統領が米朝首脳の会談を提案したのと同じ日に書簡を出したことは「看過できない」とした。声明では、米国について「制裁をあらゆる問題の万能薬とみて、北朝鮮への制裁や圧力政策に執着しつづけているのはばかげている」と不満を示した

 

 

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