(1953)に多くの思い出を持っています。同作品は、私のイタリアの旅のガイドとして大変参考に成ったからです。
そのオードリーも亡くなってから今年で21年が経過しました。63歳の早い他界でした。(1929-1993)
街で見かけたコーヒーショップのウインドーを見ると、3人の男女がそれぞれ、ビールにお茶にジュースを楽しんでいます。昼下がりの一時を寛いでいるようです。私はこの光景から、オードリーのもう一つの代表作「ティファニーで朝食を」(1961)を思い出しました。
しかし、よくよくウインドウを眺めると、(本日は)「CLOSE」の1枚の札が見えます。
店が閉まっているのに、お客がお茶を楽しんでいる。
この矛盾した光景に当惑しました。
ところがですよ、このお茶を楽しむ3人の男女はガラスのウインドウに描かれたものでした。
このアイデア中々洗練されたセンスを感じます。私はこの趣向に好感を持ちました。

