この写真の機械は一体何者でしょう?
実は「ポケコン」(ポケット・コンピューター)と称され、ひところビジネスマンに愛用された、シャープ製の小型コンピューターPC1600Kです。
このポケコンは実働品です。私が10数年ほど前に購入使用していました。
このシャープのポケコンが発売される少し前には、
1.NECのPC--8001
2.シャープのMZ-80K
3.日立のMB-6800
の3社が「8ビットマシンの御三家」と称されていました。因みに現在のパソコンは64ビットマシンが主流です。
ビット数が多いほど演算の速度が速くなります。
※8ビット→8ビット同時並列演算
コンピューターとしての機能はプログラムを組んでグラフを作成したり、複雑な計算も少々遅いですが、真面目に演算してくれます。
使用する、プログラム言語は、現在は一般的ではありませんが、ベーシック(BASIC)言語です。
その他の機能としては電卓機能と漢字辞書を内臓していますので、辞書としても使用可能です。
オールインワン(横30×縦27センチ)
このポケコンを、本体に取り付けますと、オールイン・ワンのパソコンとして使用出来ます。マイクロFDDとプリンターが付いていて、演算結果をFDに記録したり、プリントアウト出来ます。
現在のパソコンは、ワープロ機能として、マイクロソフトのOFFICEとかジャストシステムの一太郎、花子などのソフトが使用できるように成っています。しかし、ほんの一寸前までは、自分で全てプログラムしていました。
私は頭の体操を兼ねて、今でも、ベーシック言語で簡単なプログラムを組んで楽しんでいます。
[ プログラムの例 ]
10 S=0
20 INPUT "キーイン" ,X
30 IF X=999 GOTO 60
40 S=S+X
50 GOTO 20
60 PRINT "ゴウケイ" ,S
70 END
このプログラムで、999までの加算が出来ます。
999 → 99999にすれば、99999まで。
