



先日、ラジオで甲南大学の田中 修教授の植物の不思議についてのレクチャーを聞きました。人間が美しいと見る花にも隠された戦いが有りました。太陽の厳しい紫外線は植物にも健康ダメージが有りました。植物はその防御のために抗酸化作用の有るビタミンCとビタミンEを体内に持っています。
花が鮮やかな色なのは、ビタミンCとビタミンEを沢山含む結果で、紫外線の害を最小限にして子孫を残すための戦いでした。
また、花ビラとか葉は傷つくと、匂いを沢山放出します。この匂いは人間にとって快いものですが花をかじる虫達にとっては大変嫌な匂いだとか。そのいい匂いは虫除けの働きをしているとは意外な話でした。
そう言えば、虫除けの樟脳を採る楠の葉を揉むと、激しい匂いがします。ハーブの仲間にも同じ性質があります。
植物に音楽を聞かせると成長がいいと言われることにも科学的な説明が付くそうです。音波により植物が炭酸同化に必要とする炭酸ガスの供給が促されます。植物には風を始終与えることで成長を促すこができます。




にほんブログ村