6月9日、万能細胞、ips細胞の新しい製作方法が開発されたことを、多くのメディアが報道しています。
ips細胞は、2006年に京都大学の山中伸弥教授らのグループによって世界で初めて造られましたが、がん細胞の遺伝子を利用していたので、再生される細胞ががん化し易いことが最大のネックでした。しかし、今回発表された方法では、グリス1と言う遺伝子を使用し、がん細胞の遺伝子を使わないので、がん化の危険性が少なく、しかも、最大100倍の効率で作成出来るそうです。
この新ips細胞の製造方法を開発したのは、京都大学の山中伸弥教授と前川桃子助教のグループです。
今までは、ips細胞の作製は、人間本来の免疫機能であるマクロファージと闘う作業でもあるので、その作業には困難が伴ったようです。
しかし、今回の新ips細胞の作製方法の開発により、世界の多くの難病で苦しむ患者にとって朗報であることは間違いありません。

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