歴史に秘められた言葉の意味を書きます。
「 お お さ か 」 を漢字で書きますと、
「 大坂 」 「 大阪 」、と書けます。
明治4年から、地名は「大阪」と表記する事に
成っています。大阪は、「小坂」と呼ばれていたが、
蓮如(浄土真宗中興の祖)が、「大坂」 としました。
辞書によりますと、
坂 は、 ただの傾斜地を指し、
阪 は、人家などの有る傾斜地を指す。
昔は、大坂と書いていましたが、江戸時代に火事が多く
土に返るのは、縁起が良くないから 阪 にした。
戦国時代の「おおさかなつのじん」は、
「大坂夏の陣」 と書くのが正しい訳です。
因みに、司馬遼太郎の歴史小説 「関ヶ原」とか
堺屋太一の小説 「巨いなる企て」では、
「大坂」 と正しく書かれています。
大阪のシンボルは、何んと言っても太閤秀吉の
「おおさかじょう」です。
歴史的には 「 大坂城 」
築城当時は現在の5倍の規模
とはいえ、観光のグッズにまで厳密な表記を求める事も
ないのかも知れません。
しかし、この地名表記の歴史的事実を知っているだけでも
ちょっとばかり、豊かな気分に成るものです。
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