東京でもゲリラ雷雨が荒れ狂っています。その大きな原因は局地的集中雷雨により、下水に流れ込む水が処理できる能力を超えてしまう。その結果、濁流がマンホールの蓋を押し上げ、道路上に溢れる事にあるようです。
この濁流の氾濫は河川でも起こります。川周辺の急速な宅地化により、これまで保水作用を果たしてきた水田とか森林が少なくなった結果、一気に雷雨が川に流れ込み川の保水能力を超えてしまい、川が氾濫を繰り返します。
私の居城区にも、この川の保水能力を超えて、「暴れ川」となり、長く地域住民を苦しめて来た歴史が有ります。
その川は、柏尾川と言い、横浜の戸塚から藤沢に流れる長さ11kmほどの2級河川です。
これまで、自治体は川幅を広げる、川底を掘り下げる、堤防を高くするなどの対策をして来ましたが、2004年の10月9日、関東地方を襲った台風22号は、これらの水害対策が十分でない事を証明した結果と成りました。JR大船駅辺りで、水が道路に溢れ、床下浸水で大きな水害を被りました。
大船に至る道筋には、ピアノ販売店とかバイク販売店などが有りましたが、高価なピアノとかバイクが水没してしまい、大きな水害を被りました。
大型バイクを扱っていたバイクショップなどは、この被害で廃業にまで追いやられました。錆びた鉄クズに成ったバイクがその被害のすさまじさを物語っていました。
このゲリラ雷雨が急速に川に流れ込むのことを防止するために、「遊水池」が急ピッチで建設されています。幸い現在、ほぼ完成したようです。

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