★日本に「金華山」が二つある!? | 真空管のアナログ世界に魅せられて

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「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

日本には2つの金華山が在ります。共に観光地として知られています。その一つは、宮城県の牡鹿半島の先端の島にある標高445mの金華山です。もう一つは、岐阜県の岐阜市街北東部に在る標高339mの金華山です。


宮城県の金華山は、山腹に黄金山神社が在るところからすると、大昔に金が産出したようです。金が産出したことから商売繁盛の神様でもあるようです。


真空管のアナログ世界に魅せられて-宮城金華山
宮城の「金華山」


真空管のアナログ世界に魅せられて-岐阜稲葉山
岐阜の「金華山」


一方、岐阜の金華山は、岐阜市街に在り別名、稲葉山と知られる稲葉山城址(別名岐阜城)です。この城址は、斎藤道三とか織田信長、豊臣秀吉、ゆかりの史跡です。信長が城主の当時には、楽市楽座の制を敷きこの街は大いに繁盛しました。岐阜の金華山は、ロープウェーよりも麓から徒歩がお勧めです。頂上に博物館も有り、何といっても見晴らしが絶景です。


この稲葉山がどうして、金華山と呼ばれるようになったかは、どうやら次のような経緯が有ったからのようです。


明治の末期ごろに、この稲葉山の山頂に有った井戸跡から鉱泉が見つかり、金華鉱泉として登録され、温泉街まで出来ましたが、残念ながらしばらくして鉱泉が枯れ、やがて温泉街は寂れてしまいました。


その金華鉱泉の名残で、現在でも金華山と呼ばれています。もしも史跡と温泉が有れば、現代でも両手に花の賑わいを見せていたことでしょう。


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