私は過去、このブログに深層心理に付いて熱く語る一冊の本、クラウド・.M.・ブリストル著、「信念の魔術」について書きました。それは5年前の2005年暮れのことでした。
あれから5年、現在の閉塞感に満ちた時代が、再び、「信念の魔術」 を、強く求めているように思います。そこで、私の記事を、リニューアルして再び紹介することにしました。
私は過去、人間心理学に興味を持ち、先生に学んだり、その方面の本を読んだことがあります。
一匹のキツネがぶどう棚の下を通りかかり、そのぶどうを食べたく思いましたが、その棚はとても高くて手が届かないから、食べられないので・・・・・、
「あの"ぶどう"は、どうせ青くて酸っぱいのだ」 とつぶやいて去って行きました・・・・・。
欲しくて堪らない物を何かの事情で諦めなければならないとき、皆さんは、自分を如何にして宥めますか?
そんなときに、このキツネの行動をうまく自分に応用すると、ストレスが溜まらずハッピーな気分になれます。
ところが、自分が何とかして実現したい強い望みが有るとすれば、先程のキツネのように、ある意味で、自分を誤魔化して諦める訳には行きません。
その強い望みを自己の「信念」にまで高揚して、自分の心に刻み付けることが出来れば、その望みが敵うと教えるのが、クラウド・.M.・ブリストル著、「信念の魔術」です。
「信念の魔術」の初版は昭和39年7月ですが、新装版がダイヤモンド社から出ています。この書籍は古典的な名著です。
著者のクラウド・.M.・ブリストルは、人間心理学をサイエンスと考え、絶対の心の信念(潜在意識)がビジネスでも、その他何にでも、楽しく成功に導き、病む人から、その病さえも取去り、快癒させる力を発揮すると言い切っています。
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作者は心理学の学者ではありませんが、自著とか講演で、自著の主張を実践して成功した人々を実例に挙げ、このサイエンスの正しいことを実証しています。
AA・信念は物体と互いに関連する。
AA・真剣に欲求するものを決める。
・欲求するものを、明確に心にイメージして、
潜在意識とする。
・心に欲求を反復暗示により、継続的な効果を得る。
・必ず欲求は叶うと信念を持つ(継続的な効果)。
・自分に暗示し、それを繰り返すこと。
・潜在意識は力の源で、顕在意識は思考の源泉。
・過去にのみ生きる勿れ(今日に生きて、昨日に
生きる勿れ→悲しみを何時までも引きずらない)。
・積極的な思考を常に持つ。
・医者は、病を治すのではなく、病人自身が病を
治したいと思う強い願望を手助けするに過ぎない。
以上、クラウド・.M.・ブリストル著、「信念の魔術」について紹介しました。お役に立つことを願っています。
尚、著者、クラウド・.M.・ブリストルは、この心のサイエンスを、賭け事とか人を陥れるなどの悪しき事に応用すること勿れと、強く諌めています。