携帯電話の番号ポータビリティ制度は、2006/10に導入された制度ですが、実際にこの制度を利用して携帯会社を変えた人は、携帯電話台数全体の数%にとどまっているという。
このポータービリティ制度が発足した当時、新しいお客を確保出来るかもしれないと喜んだ会社もあった。また反対に、お客に逃げられると心配する会社も有った。
しかし、フタを開けてみると、「乗り換えた」お客は、ごく少数だった。その要因には、番号は変わらないが、メールアドレスがポータビリティには成っていなかったからだと思う。その使い勝手の悪さが伸び悩みの要因のようだ。
そこで、この制度の見直しが検討されている。その骨子は、旧メールアドレスでメールしても、新アドレスに転送してくれる制度が、ドコモなどの携帯各会社で検討されているとか。しかし、その転送サービスは一定期間と限定されている。
よく考えてみると、一定期間の転送を保障してもらっても、メールアドレスが何れ変わり、不便をかこつ事になる。
現在の番号ポータビリティ制度の小手先だけの見直しだけでは、お客に受け入れられないのではないか。今こそ+αの優れたアイディアが求められる。