日立マクセルなどは新材料を使い、従来より寿命の長いリチュームイオン電池材料を開発したと発表しました。(6月2日)
1.充電回数が従来の20倍の1万回
2. レアメタルのコバルトを使用しない。
3.用途はハイブリッド自動車など
4.価格高騰のコバルトを使用しないので安価。
5.開発は3.4年をめどとする。
リチューム電池は、電気自動車、パソコン、携帯電話、デジカメなどにに多用されていますが、充電を繰り返すと寿命が極端に短くなる決定的な欠点を持っていました。
今回の発表が、何か言い事ずくめの驚異的な技術内容を含むので、すぐには信じられないニュースでした。
この程、日本郵政が、電気自動車に全面的に切り替えると発表したところへ、このニュースが、タイミングよく発表されました。それだけにアッピール効果満点でした。
充電回数が1万回出来ることは、電池関連技術の革命的成果ですね。今までは多くても、500~1,000回が常識のレベルでしたからね。
コバルトなどの高価なレアメタルを使用しないため、価格が安くなるほか、充電回数の大幅な増加により維持費の劇的削減が期待出来ます。
報道によれば、この電池材料の開発には、日立マクセルの他、長崎大学、産業技術総合研究所、富士重工などが参加したようです。
