レンタルショップでDVDを観ました。映画「永遠の語らい」です。ポルトガル・仏・伊の合作映画で制作は2003年です。
この映画は、サスペンス映画でも有りますので、悲劇的な終わり方をします。そのことが、心の隅に影を落とすかもしれません。しかし、名画には間違い有りません。
カトリーヌ・ドヌーブ、ジョン・マルコピッチが出演しています。
カトリーヌ・ドヌーブ扮する女性歴史学者が、7歳の娘を連れてインドにいる夫に会うため、地中海の船旅に出るという
設定です。
この船旅の様子が、旅行案内映画と錯覚しそうに成ります。主人公の歴史学者が自分の娘に、イタリア・ギリシャの古代歴史の出来事を指差しながら語ります。
カトリーヌ・ドヌーブが自分の娘に説明する手法を採っている事で、この映画を鑑賞する人にとっては、とても分かり易く歴史の楽しさに思わず引き込まれてしまいます。
イタリアの火山ベスビオの突然の噴火(西暦63)により、ポンペイが火の海に包まれる悲劇も語ってくれます。ギリシャのアテネのアクロポリスの神殿のことも語ってくれます。
私は、数年前に成りますが、10日ほどギリシャとイタリアに旅したことが有ります。その旅でもエーゲ海を観光船でクルーをしましたが、その旅を懐かしく思い出しました。
これから、その方面に旅する予定の人も、既に旅の思い出の有る人にとってもこの映画は、旅の楽しみを倍加してくれるでしょう。
