■「永遠の語らい」があなたに贈る | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

レンタルショップでDVDを観ました。映画「永遠の語らい」です。ポルトガル・仏・伊の合作映画で制作は2003年です。


この映画は、サスペンス映画でも有りますので、悲劇的な終わり方をします。そのことが、心の隅に影を落とすかもしれません。しかし、名画には間違い有りません。


カトリーヌ・ドヌーブ、ジョン・マルコピッチが出演しています。

カトリーヌ・ドヌーブ扮する女性歴史学者が、7歳の娘を連れてインドにいる夫に会うため、地中海の船旅に出るという

設定です。


ポンペイの遺跡
ポンペイの遺跡(私の撮影)


この船旅の様子が、旅行案内映画と錯覚しそうに成ります。主人公の歴史学者が自分の娘に、イタリア・ギリシャの古代歴史の出来事を指差しながら語ります。


カトリーヌ・ドヌーブが自分の娘に説明する手法を採っている事で、この映画を鑑賞する人にとっては、とても分かり易く歴史の楽しさに思わず引き込まれてしまいます。


イタリアの火山ベスビオの突然の噴火(西暦63)により、ポンペイが火の海に包まれる悲劇も語ってくれます。ギリシャのアテネのアクロポリスの神殿のことも語ってくれます。


私は、数年前に成りますが、10日ほどギリシャとイタリアに旅したことが有ります。その旅でもエーゲ海を観光船でクルーをしましたが、その旅を懐かしく思い出しました。


これから、その方面に旅する予定の人も、既に旅の思い出の有る人にとってもこの映画は、旅の楽しみを倍加してくれるでしょう。


★★★
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