◆絶版・ヴィンテージ真空管ラジオ | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

ラジオの歴史を、簡単に振り返っておきましょう。

 1894 伊のマルコニーが電波でモールス信号を発信。

 1920 米のWH・E社、米でラジオ放送開始。

 1925 日本で東京放送局、ラジオ放送開始。


放送開始当時の受信機は日米共に、原始的な鉱石ラジオが中心だった。1930年代に入り、真空管ラジオが登場。裕福な家庭を中心に広がって行った。


ラジオ横型
このラジオは、1930年代の木製キャビネットのラジオ

真空管は5本使用(感度を上げるため四段同調)


真空管ラジオ内部
このラジオの内部

コイルの形がアートを見るように美しい!


この当時のコイルは、絹巻き電線が使用されていた。

その後、エナメル絶縁線が使用されるようになる。


放送局の選択には、前面の四個のダイヤルで調整する。

感度を上げる為に、同調回路が四個も有ったので合わせるのに苦労したと思われる。


ヴィンテージ・ラジオの魅力は、現代のハイテク工業品には

見られない温もりと個性の有る趣を感じる。


この時代以降、キャビネットは、金属、ベークライト、プラスチックへと多彩な変遷をして行く。


★次の機会に、それらのラジオの仲間達を

  順次紹介して行きましょう。


★これらのラジオは私のコレクション。


★いつも有難う!

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