★「かぐや」11万キロの彼方から | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

日本の月探査衛星「かぐや」が9月14日に打ち上げられ、その後順調にスケジュールを消化。


NHKのハイビジョンカメラで、月面動画映像の撮影に成功 (9月29日)。

月面の近接ハイビジョン撮影は世界で初めての偉業。


アメリカの宇宙船アポロ12号が、1969年11月14日に

月面に降り立ってから、38年目にして、日本の宇宙衛星による大成果。


日本の宇宙衛星技術世界に示す。


ハイビジョン月面撮影については、月の裏側の映像が特に注目されている。月は、決して月の裏側は見せない。秘密のベール。


この月の裏側を撮影する為には、三菱重工の技術者の奇想アイデアの採用。


衛星に使用する電波のマイクロは、光に近い性質を持つので、直進しか出来ない。そのため、月の裏側では電波が、地球まで到達せず撮影が出来ない。


そこで、考えられたのが、「かぐや」に、カメラ装備のミニ衛星を搭載、「かぐや」が予定軌道に到達後、そのミニ衛星を発射。その衛星で撮影した映像を「かぐや」に送信する方法を考えた。


この月の映像は、既に地球の宇宙空間観測所で、受信に成功した模様なので、その映像が近々公開されるでしょう。


世界に誇れる日本の宇宙衛星技術の成果であるその映像を感動を持って見たいものです。


★「参考」 電波の種類

1.長波(300kHz以下)

2.中波(300~3メガHz) ラジオ放送用

3.短波(3~30メガHz)  短波放送 〃

4.超短波(30~300メガHz) テレビ放送 〃

5.マイクロ波(3~30ギガHz) 中継用電波、衛星通信 〃


★月の裏側が見えない理由

 月は公転周期と同じ周期で自転するため。

 地球からは、月の全面の59パーセントが見える。