10月の3連休、6(土)~8(月)は、皆さんそれぞれに有意義に過ごされたと思います。
私は、神奈川に住んでいますが、その内の一日は、ウオーキングを兼ねて戸塚区の伝説を訪ねて来ました。
戸塚は東京まで70キロほどの距離に有りますが、江戸時代は、「戸塚の宿」として栄えた地域です。参勤交代の宿であった、戸塚本陣跡もあります。
地元には、戸塚姓とか冨塚姓の人が目立ちます。その姓の人たちの神社まで有ります。
私の生まれは、この地では有りませんが、永くこの地の近くに住み、愛着の有る土地です。
戸塚の伝説と言っても、沢山有りますから、一日で全てを訪ねることは出来ません。
私が訪ねた伝説の地は、戸塚の外れに存在する藤沢にほど近い場所です。
樹木に囲まれた、渓流沿いの景勝の地です。まだ時期的に早いですが、紅葉の楽しめる憩いの場所でも有ります。
途中見かけたススキ
(既に穂が開いていて感動的)
若者がこの淵にまさかりを落としたと・・・。
「まさかりが淵の碑」
元は大木だったのを2度も切られたが、
立派に実が・・・・。
「まさかりが淵」伝説は、
昔、きこりの若者が誤ってこの淵にまさかりを落とした。
若者は、恐る恐る淵を覗いた所、美しい姫がはたを織っていました。
若者はまさかりを取って欲しいと頼んだところ・・・・。
美しい姫は、何んと「お礼を述べたい」 と言う。
若者の落としたまさかりが、淵に住む魔物を退散させてくれたと言う。
そのお礼に、淵の姫から招かれて三日間の接待を受ける。
やがて、若者は村に帰るが、何んと三年の日にちが経ってしまっていた。
この伝説は、まだまだ続きますが・・・・・。
どこか浦島太郎の物語に似ている所があります。この若者が姫に口止めされたことを口外したことから、この若者は命を失うことになります。
この辺りは、鶴の恩返しに似た所も有ります。
各地に、この類の伝説は沢山有ると思いますが、何時までも語り継がれて欲しいものです。
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