この前も書きましたが、
NHK総合の連続テレビ小説「どんど晴れ」の物語の中で、外資による敵対的買収を仕掛けられています。
作者は、この買収されようとしている、老舗旅館を、如何なる方法で、買収に対抗するのかは今の所明らかに成っていません。興味の有るところです。
私が、作者の立場(老舗旅館の立場)で、考えた時、
その対策策は次の方法があります。
1.新株発行をして、買収者の持ち株比率を下げる。
2.買収で解任される役員に大量の退職金を出す。
3.自社を友好的な会社に買収してもらう。
4.資産を別の会社に売却する。
5.敵対的買収を仕掛ける相手を買収する。
6.??
後は、作者(脚本家)の物語の展開次第ですが、私の予測としては、「1」の方法は、物語では既に、相手に50パーセントの株式を保有されていますから困難ですね。
大量の株式の発行により資本を希釈します。
「2」と「4」も、旅館の存続を前提に考えていえる訳だから有り得ない。
残るは、「3」の自社を友好的な会社に買収してもらうが、妥当と思います。
しかし、「5」の相手を買収する方法も実現性が有ります。
もしも、この方法が実現すれば胸のすくような天晴れな方法ですね。
私は、この「どんど晴れ」の作者は、企業買収とか、企業買収防衛策について、相当研究されているように思います。
更に、作者は、人間の「情」をテーマーにしていますから、予想もつかない思いがけない方法で、この苦境の老舗旅館を守るかも知れません。
(参考)
買収防衛策
1、の方法は「ポイズンピル(毒薬条項)」
2、〃 〃 「ゴールデンパラシュート」
3、〃 〃 「ホワイトナイト(白馬の騎士)」
4、〃 〃 「クラウンジュエル」
5、〃 〃 「パックマン・ディフェンス」
と言います。
この前の、NHK総合テレビの企業ドラマ 「ハゲタカ」 では、
「ゴールデンパラシュート」が描かれていましたね。
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