■世界の名画 「カサブランカ」 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

今日の午後から古典映画 「カサブランカ」 を鑑賞しました。

かなり前に、DVDを買っていたのですが、特に理由なく観る機会を失っていました。


私は、花作りに関心があり、草花を何種類か植えていますが、「カサブランカ」 のイメージは、百合の花の 「カサブランカ」 と2重写しに成っていました。


カサブランカは、アフリカの北西部、モロッコ中部最大の都市ですが、スペイン語で「白い家を意味」 します。そこから「白い百合」のネーミングになっています。


映画のストーリーは、1940年の第二次世界大戦当時、フランスからナチスの追跡を逃れ、反ナチス活動家の ラズロ がカサブランカへ。あらゆるルートで偽造パスポートの買取に躍起に。


人情家のリックが絡み、恋の鞘当てが展開します。何んと恋敵であるはずのラズロにパスポートを・・・。


映画カサブランカ

主役 人情家の ハンフリー・ボガード 

右は恋人役 イングリッド・バーグマン


この映画は、1942年のアメリカ作品で、1943年にアカデミー賞受賞の佳作です。ストーリーはサスペンス有り、純愛有り、悲恋有りの、ヒヤヒヤ、ドキドキ満載の映画です。


モノクロ映画ですが、この映画を通して、当時の戦争下に於ける、世相がよく実感として伝わります。


フランスを脱出して、アメリカに逃れようとする人々は、パリ、マルセーユ、地中海、汽車とか徒歩でカサブランカにたどり着き、この町をポルトガルの都市、リスボンへの中継点にしました。ほとんどの人々は、このカサブランカで足止めに。


リスボンまで何とかたどり着けば、飛行機でアメリカへの脱出の希望が有るのですが・・・。


しかし、生きる為とは言っても、戦時下に汽車に乗ったり、飛行機に乗るなどは、余程、資金に余裕が無くては成りません。庶民にはとても叶わぬ世界を描いています。


この映画はほんの一握りの恵まれた贅沢とも言える富裕層階級の人々の物語ですね。

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