◆一般教書演説 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

アメリカ大統領の「一般教書演説」 とは、日本における総理大臣の「施政方針演説」と同じ性質のものと思っていいでしょう。


この「一般教書演説」は年頭に、アメリカ大統領が議会に送るメッセージです。内容は、内政、外交全般にわたって行なわれます。


今年の演説では、ブッシュ大統領はイラク政策として、アメリカ軍の駐留兵力の増強を内容とする新イラク政策を発表し、国民の支持を呼びかけました。


しかし、先の中間選挙で、共和党は敗北、連邦議会の上下院ともに、野党・民主党は、多数派と成っています。野党・民主党は、早速これに反対して対決姿勢を鮮明にしています。


大統領の権限は大きいので、大統領職権で、イラク駐留軍の増強を決定する事は出来ますが、国民の大統領支持率も、就任以来最低水準に低迷している状況では、苦しい議会運営を強いられることはたしかでしょう。


その大統領演説で、ブッシュ大統領はエネルギー政策に付いても述べています。石油依存の体質を改め、今後10年間で、石油消費の20パーセントを削減する方針を訴えています。


対策として、代替燃料であるバイオ燃料のエタノールの増産を訴えています。もちろんこの燃料は自動車の燃料として使用するわけです。


私は、このエタノールの増産については、尤もと思いますが、原料に、「とうもろこし」とか「サトウキビ」を当てる事には、いささかの不安を感じます。


聞くところによると、オーストラリアでは、大干ばつで、小麦、豆類などの作物が大被害を受け、大減産に成っていると聞きます。ましてや「とうもろこし」、「サトウキビ」は、お砂糖の原料でもあり、牛、羊などの家畜の大切な飼料です。


この政策を大々的に推進しますと、回りまわって人類の食料危機さえ招きかねません。


私は、アメリカにおいて、自動車の代替燃料として、エタノールの増産には、うなずけますが、材料には日本で行なわれている、廃材の木くずからエタノールを製造する方法を採るべきと考えています

   ★「バイオエタノール・ジャパン・関西」 1/16生産開始