☆JR京葉線全線運転停止。 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

!!虹9/28朝の、JR東日本の象徴的存在の東京駅で地下で、ぼや発生のニュースには驚きました。JR京葉線が終日運転停止に事故拡大、16万人以上の通勤客の足を奪う大事故に発展しました。


原因は、JR東京駅地下2階の配電盤の漏電(?)が原因と発表されています。その配電盤では1500ボルトの高圧を扱っていたそうです。


私は、電気工事のプロでは有りませんが、第二種電気工事士の資格を持つものです。電気工事士は、電気安全の啓蒙を行なう義務も有りますので、今回の事故の発生に鑑み、家庭に於ける一般的な電気の注意事項を述べます。


一般家庭でも、家屋が築後20年、30年と経過すると、電気事故が起こり易く成りますその発生箇所は、電気的接触部分での事故が一番多く起こります。


一般家庭では、配電盤の周りが危険です。配電盤には、電力会社の引き込み線と家庭内配線の中継箇所ですから、電気接続用端子が、ねじで締め付けられています。


メラメラ長い年月の間に、この「ねじの緩み」、「端子接触面の錆び」、「油煙などの汚れ」が有ると、この部分に「局所的な電気抵抗の増加」が見られ、部分的な発熱を起こし、発煙発火の恐れが有ります。


また、一度、発熱するとその部分の接触抵抗が加速しますので、発煙発火の危険も加速します。最近は、家庭での電化製品の使用が増えるにつれ、電気使用量も増加しています。


電灯線から配電盤までは、所轄の電力会社が担当していますので、電力会社が定期的に検査も実施しています。そのため、余り心配は要らないと思います。しかし、特にご心配の向きには、電力会社に相談して見て下さい。


以上述べました通り、発煙発火などの電気事故は、その殆どが電気的接触部分で発生します。ですから電線自体が原因する事は殆ど有りませんので、その心配はご無用でしょう。


ベル家庭での電気的接触部分と言いますと、


  (1)壁埋め込み型のスイッチ部分

  (2)各種家電のプラグ部分

  (3)蛍光灯などのプルスイッチ


が挙げられます。


スイッチ類は、日常頻繁に、「オンオフ」を繰り返す箇所のスイッチが一番危険です。トイレとか一階、二階の階段の壁面に設置されているスイッチなどが、それに相当します。


家族の多い家庭に於いては、スイッチの「オンオフ」回数が増えますので、ますますこの危険が増加します。


これらのスイッチの「トグル部分」がグラグラしていたりすると、特に危険です。このスイッチは直ぐに交換すべきです。

しかし、電気の安全を期すために、法律で「資格を持たない人」の私設工事を禁じています。


この工事に付いては、街の電気家さんにご相談下さい。


コンセントに付いては、日常的にプラグを挿しっ放しに成っている事が多い、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、電気炊飯器、クーラー、テレビ、ステレオ装置などが特に危険です。


しかもこれらの家電は、電力を沢山消費しますので、電流も沢山流れます。危険もそれに比例して増加する事になります。


対策としては、家電のプラグを抜いて、「2本の金属端子」とその間の「絶縁部」を乾いた木綿布で丁寧に汚れを拭って下さい。


特に台所に置かれる事の多い冷蔵庫、電気炊飯器、電子レンジなどは、油煙がべったり付着している事が多いものです。特に念入りにやって下さい。


ロケットただし、プラグをサンドペーパーで磨く事は、絶対厳禁です銅表面が露出して、更にさびが加速します変色したり、汚れが、ひどい場合はプラグ自体を交換してください。


以上、家庭に於ける一般的な電気事故の防止に付いてお話しました。


電気を決して甘く考えず、電気の安全な使用を心がけ、豊かな文化生活を享受したいものです。


詳しい事を相談したい向きには、所轄の電力会社に相談して見て下さい。