人の幸せを量る尺度は、個人の信条とか性向も違いますから、簡単に決め付ける事は出来ませんが、私は「健康が何ものにも勝る」と思っています。遠く、鎌倉時代の鴨長明(1155?~1216)は自らの随筆、「方丈記」で、子供が「何ものにも勝る宝」であると述べています。
しかし、先ず自らの健康があってこそ、子供も宝になるのではないでしょか?
最近の健康に関する話題は、脳卒中や心筋梗塞の引き金になる、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」ですね。働く世代は勿論、リタイア組みも含む共通の関心事です。
正常値 男 ウエスト≦85センチ 女ウエスト≦90
血圧≦130mmHg 血圧≦85mmHg
空腹時血糖値≦110mmHg
これらの項目の数値が、ウェスト+α≧2個の時、
メタボリックシンドロームと診断されます。
ところが9/4付け日経新聞朝刊に「小太りこそ健康の証し」とインタービュー記事が掲載されています。答えて居られるのは、人間総合科学大学教授 藤田紘一郎氏です。
「太りすぎが重大な病気の引き金になることは確かですが、統計的にはやや肥満気味の人の方が、やせた人よりもむしろ長寿であることが分かっています」と言って居られます。
私も、総コレステロールが基準値(120~219mg/dl)が大幅に上回らない限り、統計的に長寿であると聞いています。総コレステロールが200前後で有っても、低すぎるより健康的であると言えます。
コレステロールは人の細胞を作る大切な材料ですからね。私も、健康管理のため、内科医に相談する事が有りますが、先生も同じことを言って居られます。
要するに、これら数値を、無視してはいけませんが、この数値が推奨数値を少々外れるからと言って、すぐに悲観などしない方が、むしろ健康的な生活が約束されるのではないでしょうか。
健康を維持する為には、日頃、暴飲暴食を避け、栄養バランスとウオーキングなどの無理の無い運動を継続的に続ける事が求められるようです。
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