☆☆☆面子(メンコ)のこと。 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

バス先日、夜のNHK番組で、面子(メンコ)に就いての特集番組がありました。見た人も多かった事と思います。私もその番組を見てから、私宅の押し入れを探してみました。たしか、私も面子を持っていた覚えがあったのです。


そうして、やっと探し当てたのが、写真の3枚です。歴史上の武将を描いています。今川義元が2枚と、武田信玄が1枚です。


この面子は、東京の東郷神社の骨董市で偶然見つけて、買っておいたものです。この面子の印刷は実に雑です。人物の印刷もはっきりとずれていますし、丸いカットも上手には行ってはいません。こんな様子からすると、戦後間もない時期に、作られたものと思います。


メンコ


面子でどのように遊ぶかと言いますと、地面に置かれた相手の面子を自分の面子を振り下ろす事で、風圧で相手の面子をひっくり返すと、その相手の面子が自分のものになるわけです。


私は、実際に小学生のころ、面子遊びもやりましたが、どちらかと言うと、ひたすら集める事に興味が有りました。そのころから私のコレクター好きが始まっていたようです。


面子は江戸時代からある子供のおもちゃです。木製の板面子、粘土面子(枠に粘土を詰める)とか、鉛面子まであったようです。尤も鉛面子は薄い鉛板で出来ていたようですが、明治30年ころ、大阪で鉛面子が原因で、鉛中毒事件が発生して、それ以来鉛製は衰退したようです。


戦後は、ボール紙に映画スターを描いたものとか、野球選手を描いたものが喜ばれました。スターでは、東千代之介、伏見扇太郎、中村錦之助など(後の万屋錦之介)。野球選手では、藤村富美男、川上哲治・・・などが記憶にあります。


皆さんは面子に拘らず、どのような楽しい「子供時代の思い出」をお持ちでしょうか?

ご遠慮なく、コメントなど頂ければ、幸いです。

私にとって、あの時代は懐かしく、今思うと、胸が熱くなるような楽しい思い出に成っています。


昔の駄菓子屋

近頃、昭和の時代を思わせる「店」も見られるようになりました。