中編
いよいよ開演。
暗闇の中、キクちゃんと亜弥さんが拍手と声援「あやぢゃーん!」に迎えられて登場。
頭、小さ! 身体、細!
これが亜弥さんの第一印象。
そして、ギターのイントロがスタートしました。「ハピネス」です。
いよいよ亜弥さんが歌い始めます。
「あれ?」
心が鷲掴みにされてしまうのでは、と恐れていましたが、意外なほど冷静な自分がいました。
とはいえ、そりぁ物凄く嬉しいです、こんな生で聴けるなんて。
もちろん、第一声から引き込まれました。
これがリハ無しとは信じられません。pp〜ffまで充分な声量があり、ブランク開けの再登場としては満足のいくものでした。
MCもyoutubeと同じ、いつもの松浦亜弥がそこにいました。
「松浦亜弥のコンサートに来ている!」
そんな実感がじわじわ湧いてきました。
…でも心のどこかで声の調子を心配する余裕がありました。
「本調子では無いけど大丈夫」とか「久し振りの割に声は出てる」とか余計な事が気になってしまい、真に心の底からは亜弥さんの歌に入り込めてはいませんでした。
バンドメンバー紹介が済んで「オーストラリアの朝の通勤で聴く」の「beautifl day」。
DVDで聴くと発声が今ひとつですが、現場ではそうは感じませんでした。ミキシングのせいでしょうか。
「力みがあるな」という程度でした。
きっと声離れが悪くノドに力が入ってしまったのでしょう。
調子が良ければ、喉に軽く空気を通すだけで声が響きます。
並の歌い手はこれを毎回再現するために、直前に必ず発声練習を行います。
亜弥さんはそんな事しないのだろうな。日々の歌や喋りで補ってきたのだろうと思います。
このノドの力みは後半にいくに従って取れていきました。
だだし、体力的な事もあるでしょう、息の持ちには難がありましたかね。
MCでは高速料金の話。
「一人で運転することもあるんだ!」と驚きました。俄かには想像出来ない姿ですね。
新しい特技の歯軋り?での「可能性の道」に続いて、suicaを使う所に関係のある曲。
会場は誰もが「中央改札」と分かっていたと思います。
亜弥さんは全く勘違いをしてましたね。慌てぶりは遠目でもよく分かりました。可愛い…。
このMCではスタッフさんの結婚の話を。匂わせたのかな?
もちろん、この時は本人の話は無かったですけどね。
「赤いスィートピー」
これ、聖子ちゃんぽく歌おうとしてましたね。
「I will follow you」の所のメロディ。その繰り返しの納め方も真似ていました。
私としてはもっと松浦亜弥を出しても良かったのではないかと思います。
聖子ちゃんぽさを出そうとすると、伸びやかさは消えてしまうし、声は詰まるだけで可愛いくもならないし。
本人も「可愛く歌えない」と言ってましたね。
ならば、大人が昔を思い出して歌っている設定で良かったのでは?
続く「純愛ラプソディ」は残念ながらどうだったか記憶にありません。
「三角関係」は亜弥さんだけでなく、私にとってもほぼ新曲でした。
なかなかの出来。楽しみました。
MCの「今でしょ!」は、かじやんでは無いけど、可愛かった。
〜後編へと続く〜