大手銀行グループのりそなホールディングス(HD)が、生命保険大手の第一生命保険と資本業務提携を結ぶ方向で最終調整に入ったことが17日、分かった。りそなHDが第一生命に1000億円規模の優先株を新たに発行、12月に全面解禁が予定されている銀行の保険窓口販売分野で提携する。りそなHDは調達した資金を公的資金の返済に充てる方針で、両社は7月末までに合意したい考えだ。
銀行と保険会社をめぐっては、保険窓販全面解禁を前に関係強化の流れが進んでおり、りそなHDと第一生命が資本業務提携に踏み切ることで、他の大手銀行と生保の間でも提携の動きが出そうだ。
中日新聞