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注文住宅の打ち合わせで気をつけたい点
先週の日曜
僕は妻と一緒に住宅メーカーとの
三回目の打ち合わせに行ってきた
「今回は主に電気配線の話です」
そう担当の伊藤さんに言われ
いよいよ現実味が増してきたなと感じた
とはいえ
この打ち合わせというやつが
思った以上に神経を使う
そもそも話が専門的で
うなずきながらも
本当に理解できているか自信がない
そのとき僕の頭に浮かんだのが
二週間前に家を建てたばかりの
会社の先輩・ミズノさんの話だった
「打ち合わせのときさ
遠慮せずに全部聞いた方がいいよ」
彼はそう言っていた
「専門用語も資料も
そのままうのみにしない方がいい」
「あとメモは必須な」
打ち合わせ当日
妻は分厚いノートを持ってきていた
内容はこれまで話した間取り案や
気になった素材の写真がびっしり貼られていた
「この窓って
高さどれくらいになりますか」
「コンセントはここにも追加できますか」
妻の質問に
伊藤さんは資料を見ながら
丁寧に答えてくれた
僕はただ隣でうなずいていたが
途中から妻の姿勢にハッとした
「ちゃんと伝えないと
ちゃんと伝わらないよ」
ミズノさんが言ってた言葉を
そのとき思い出した
打ち合わせの場では
自分たちが住む家について
細部まで決めていく
そのときに
遠慮や曖昧な理解のまま進めると
後から「こんなはずじゃなかった」になる
実際にミズノさんの家では
スイッチの位置が思ったより高く
子どもが届かないと
妻が嘆いていたらしい
「一度決めると変えにくいから
その場で気になることは全部言う」
彼はそれを強く言っていた
だから僕も今回は
途中から勇気を出して聞いてみた
「キッチンの照明って
明るさの調整できますか」
ちょっと手が震えたが
伊藤さんはにこっと笑って
「調光機能付きにできますよ」と答えてくれた
その返事に
僕も少し自信がついた
あのとき聞いていなかったら
たぶん完成してから
もっと明るくしたかったと思ったかもしれない
帰り道
妻がぽつりと言った
「最初の打ち合わせのときより
だいぶ慣れてきたね」
僕も同じことを感じていた
回を重ねるごとに
家づくりのことが少しずつわかってきた
でもそれは
ちゃんと「伝える努力」をしたからだと思う
打ち合わせは
家づくりの大事な土台だ
自分たちの思いを
きちんと形にしてもらうために
言葉にして
確認して
納得して
遠慮せずに
疑問を出していくことが大事だと
今回あらためて実感した
そしてもうひとつ思ったことがある
「打ち合わせ」っていうと
なんだか堅苦しい響きだけど
僕ら家族の希望や理想を
少しずつ家の形にしていく大切な作業なんだと
次回もまた
しっかり話し合ってこようと思う
みなさんは打ち合わせで
どんな工夫をしていますか
コメントでぜひ教えてください
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