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狭小住宅の水回り、後悔しない配置法
家づくりで
最も悩んだのは
水回りの配置だった
僕は35歳
名前はたけやん
5年前に妻と結婚して
今は3人家族だ
土地が狭かったので
建てる家は必然的に
コンパクトになった
限られた面積の中で
どうやって快適な
水回りを作るか
それが大きな課題だった
当時の僕は
「水回りなんて
適当にまとめればいいだろう」
くらいに考えていた
キッチンと洗面台と
お風呂とトイレ
それぞれが
近くにあればいい
そう思っていた
ところが
設計士さんに
最初に見せられた
間取り図を見て
妻と2人で顔を見合わせた
トイレのドアが
リビングに直結している
洗濯機置き場が
キッチンの裏の
物置のような空間に
押し込まれている
風呂場は玄関の真横
「うーん…
なんか使いにくそう」
妻の言葉に
僕も思わずうなずいた
「水回りは
毎日使う場所ですから
配置次第で生活の質が
大きく変わりますよ」
設計士さんの
その一言で目が覚めた
そこから僕たちは
徹底的に
動線を見直すことにした
まずキッチンと
洗面所を近づけた
朝の時間帯は
家族全員がバタバタする
ご飯を作りながら
子どもに歯みがきを
させたり
洗濯機を回したり
それを
一ヶ所でできるようにした
次に風呂と洗濯機置き場は
脱衣所を挟んで隣にした
洗濯物を干すのは
2階のバルコニーだけど
夜に乾燥機を使う日もある
だから洗濯機は
リビングの横よりも
浴室の近くにある方が
使いやすかった
トイレの位置も悩んだ
リビングのすぐ横にあると
来客時に気まずい
だから寝室の近く
かつ廊下で仕切れる場所に
移動した
その分
収納スペースが少し減ったが
後悔はしていない
生活してみて
やはり水回りの配置は
とても重要だったと実感している
洗面台が
玄関からも見える位置にあるので
帰宅後すぐ手洗いできる
キッチンと洗濯機と
洗面所が近くて
動線が短いから
家事の負担も少ない
トイレの音が
リビングに響かないのも
地味にありがたい
「狭い家だからこそ
水回りの配置には
こだわってよかったね」
妻とそう話すたびに
あのとき設計士さんが
言ってくれた言葉を思い出す
間取りは図面じゃない
生活の形そのものだ
みなさんの家では
水回りの配置
どうなっていますか
これから家を建てるなら
水回りはぜひ一度
立ち止まって
考えてみてくださいね
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