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収納が使いにくい間取りの特徴
先週末
高校時代の友人カズが
久しぶりに家に遊びに来た
「収納が足りなくてさ」
彼は開口一番そう言って
最近建てた新居の話を始めた
家を建てるとき
「見た目がスッキリした家にしたくて」
とにかく生活感を出さないように
収納スペースを壁の中や階段下に
目立たないように作ったそうだ
ところが
暮らしてみるとその収納が
とても使いづらいらしい
「奥行きがありすぎて
手前の物しか使えない」
「扉が小さくて中が見えない」
聞いているうちに
それは収納というより
隠し場所に近いような印象だった
「それにね
動線から外れた場所にあると
結局使わなくなるんだよ」
例えば
階段下の収納スペース
掃除機をしまっていたけれど
取り出すたびに
かがんで奥に手を伸ばすのが面倒で
結局使わなくなったそうだ
「リビングの横に
ちょっとした収納があるだけで
生活ってずいぶん楽になるんだよな」
そうつぶやくカズの表情は
ちょっと悔しそうだった
収納が使いにくい間取りには
いくつか共通点がある
まず奥行きが深すぎること
奥の物を取り出しづらいと
どんどん物がたまっていって
整理できなくなる
次に高さが合っていないこと
天井近くの収納は
脚立を使わないと届かない
日常的に使うには不便すぎる
そしてもうひとつ
動線を無視していること
必要な場所に収納がないと
どうしても家の中が散らかってしまう
カズの話を聞いて
収納は量ではなく
「使えるかどうか」が大事なんだと
改めて感じた
「あとね
玄関の収納もミスったよ」
カズが言うには
シューズクローゼットを広くとったけれど
靴だけを入れる場所にしてしまい
ベビーカーや傘
買い置きの水などの置き場に困っているらしい
本来
玄関まわりの収納は
外で使う物をまとめて置けるのが理想だ
けれど見た目ばかり気にして
奥まった場所にしてしまうと
出し入れが億劫になる
「収納の失敗って
毎日のことだから
小さなストレスが積もるんだよね」
そう言ってカズは笑ったが
その言葉にはリアルな重みがあった
家づくりでは
広さやデザインに目が行きがちだけれど
実際に生活していくうえで
収納の「使いやすさ」は
快適さに直結する
「もう一回建て直したいよ」
なんて冗談めかしていたけれど
それほど収納の失敗は
暮らし全体に影響するんだろう
みなさんの家では
収納の使いやすさ
どうやって考えていますか？
身近な体験があれば
ぜひ教えてください
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