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ローコストでも収納たっぷりの家は叶う
「たけやん、収納どうした？」
ある日、同僚のコバヤシがそう聞いてきた
「ローコスト住宅って
収納が少なそうってイメージあるじゃん？」
確かにその印象は強い
でも僕は最初から
そこに工夫を詰め込んでいた
設計士さんとの打ち合わせのとき
僕はこう伝えた
「とにかく物が多いので
収納をしっかり確保したいんです」
すると設計士さんは
にっこり笑って答えてくれた
「それなら
壁の中をうまく使いましょう」
最初は意味が分からなかった
でも説明を聞くと
なるほどと膝を打った
例えば、廊下の壁を
ほんの少しだけ厚く取ることで
埋め込み収納を設けることができる
デッドスペースになりがちな場所に
可動棚を作るだけで
収納量はぐんと増えるらしい
「そこまですると
コストが高くなりませんか？」
僕が聞くと
「パーツを既製品にすれば抑えられますよ」
とのことだった
その言葉を信じて進めた結果
僕の家には
収納がいたるところに存在する
玄関の土間収納には
キャンプ道具が丸ごと収まるし
階段下のスペースには
季節家電がすっきり収まった
「階段下も収納になるんですね」
とコバヤシは感心していた
特に自慢したいのが
脱衣所に設けたリネン庫
ここは奥行きを浅くして
タオルも洗剤も一目で分かる収納にした
「奥行きがありすぎると
奥に入れた物が迷子になるんですよね」
と設計士さんが教えてくれた
収納は量だけじゃない
使いやすさも大事だと学んだ
さらに寝室には
壁一面のクローゼットを設けた
扉を開けると
中は上下二段のハンガーパイプ
その上には
布団や季節物を置ける棚がある
「クローゼットの中って
上下を使うと全然違うんですね」
妻も満足そうだった
子ども部屋にも
同じ考えで収納を配置した
成長に合わせて使えるように
棚の高さを調整できるようにしてある
ローコストでも工夫次第で
ここまでやれるんだと実感した
「豪華な造作家具は使ってません
でも不便は感じませんよ」
そう話すとコバヤシはうなずいていた
「結局、見た目より
どう暮らせるかってことですね」
その言葉に
僕も深くうなずいた
収納は贅沢じゃなくて
暮らしに直結する要素
だからこそ
最初の段階で
優先順位を上げておくべきだと思う
限られた予算でも
暮らしやすさは諦めなくていい
それが僕が今回の家づくりで
一番伝えたいことだった
みなさんはどんな収納が
あると便利だと思いますか？
コメントでぜひ教えてくださいね
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