昨年12月の始め頃、修学旅行に行った高校生の息子が、コロナウイルスに感染して帰宅し、翌日発熱。

その後、私と夫も順番にコロナにかかり、39度ほどの熱と身体の痛み、喉の痛みや咳にも苦しめられるという、恐ろしい洗礼を受けました。

噂どおり、病院にかかっても、カロナールと症状を緩和する咳止め薬などを処方されるだけで、特効薬はなく、家族三人で寝込み、散々な目に遭ってしまいました。


その後、5日間ほどして息子は回復し、夫もほどなくして回復しましたが、私だけが後遺症に苦しむこととなり、、なかなか抜けない咳と倦怠感、そしてそれらがおさまった後も、体の表皮(特に上半身や頭皮)がピリピリと痛む、神経痛のような症状がのこり、時々悩まされるようになりました。


そのピリピリは突然やってきて、掻きむしらずにはいられないような痛みというか、痒みで、、少し時間がたてば、何もなかったようにおさまってしまうという、不思議な症状でした。

ネットで調べると、同じような症状(コロナの後遺症)で悩んでいる方の書き込みも見つかり、後遺症と認識はしていたものの、後遺症外来に行ったとしても、対処療法しか受けられないと以前から聞いていたため、どうしたものかと困りはてていました。


そんな時、ふと、コロナのワクチンの接種で後遺症が治った方がいるという話を聞いたのを思い出し、調べてみると、3割程度の方に効果があったのだとか。。

それならば、一度試しにワクチンを打ってみようと思い、公費で打てる最後の一回に賭けてみることにしました。


先月の3月29日という、最後も最後のタイミングで、何とか予約が取れ、ワクチンを接種。その後、再び38度越えの熱が出て、何度も経験したあの苦しみに耐えたのち、熱も下がり、スッキリ治って、4月半ばになった今、ふと気がつくと、なんと、表皮のピリピリがなくなっているではありませんか。


ワクチンを打つ前に、数人の医師や看護師にも相談しましたが、みな口を揃えて言うのは「エビデンスがない」「オススメ出来ない」。

それはもちろん、医師の立場であれば、オススメはできないのでしょうけれど、、エビデンスなんて、ないのなら早急に検証して作ってくれたらいいのに。。

QOLが下がって苦しんでいる患者にとっては、症状さえ消えるなら、エビデンスなんてことを言っている場合ではないのが現実で。。

やむにやまれず自己責任で、エイヤーと打ってみたところ、効果があり、とても救われたというお話でした。



追記:今年の3月末時点で、公費によるコロナのワクチン接種は終了し、同時に今まで自治体接種で使われていたオミクロン株XBB1.5のワクチンは、全て破棄されてしまうようです。(少しもったいないような…)

今回のワクチン接種は、私の自己判断、自己責任によるものなので、あくまでもご参考までにお聞き頂ければと思います。