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私が作った俳句
1997年~2005年頃に
私(五十嵐奈穂美、鷹俳句会時代の俳号は五十嵐なほみ)が作った93句に
2025年~新た作った句を加えました。
皆さまの記憶の端に残るような句があると
良いのですが…
【 春 】
【 ご挨拶として…2025年作 】
花や人迎へて銀座八丁目
【 以下、1997年~2005年頃作 】
なぜ我に紅絹の記憶や春の雪
早梅やこの頃使はざる薬缶
とりあへず家に居るなり桃の花
追はざるはうつくし雛納めけり
我を蹴る胎児のちから涅槃西風
誕生の絶対野火の走りけり
春星や産み時の楽われに満つ
春寒やわが二十九の漂流感
花冷や地下にかまへて宝石屋
花疲れ抱きて猫の重さかな
春雷や人狂はせて或る金剛
霾るやダイヤ磨く背横並び
地の底はいつも火の海春あけぼの
夜桜や肉食の舌仄々と
宝石の息づきてをり朧月
春深し地下道へ風殺到す
春月の眷属として掌に真珠
物捨つる快楽や桜濃かりけり
猫の恋くちびるの紅重たしや
世田谷の砧の土のはこべかな
むらさきはあかときの色復活祭
女には閉ざされし山蛇穴を出づ
春惜しむプラスチックの腕時計
火に落ちし魚の脂や春愁
絶望に口遊む歌鳥雲に
連翹や恋によごれし膝頭
アネモネや沈痛の音に髪切りぬ
雨降りて土のかぐろき捨蚕かな
【 夏 】
風音に裂かれし記憶ライラック
何見ても脳無音なりリラの花
梅雨長し三面鏡の我幾人
梅雨寒や羽虫封ぜし琥珀玉
子のにほひまとひし友や夏近し
何もかも綺羅と見ゆる日椎若葉
吾子三歳葉桜に頬照らされて
卯の花や夕方の飢心地良し
鉄をもて鉄切る音や土用入
火にかけし水歪みゆく餓鬼忌かな
雨暑し魚の腸を掻き出だす
折れし薔薇落ちてゐるなり交差点
懺悔室より香水の匂ひ来し
グラジオラス鮮烈の死と淡き死と
蛇泳ぐなり変哲もなき小川
諦めつ身の内の蛇乾ぶ音
背にありてチャック一筋はたたがみ
炎天を来し透明の脚を拭く
髪洗ふ前世の恋に呼ばれつつ
わが胎や金色の蜘蛛ゆれてゐる
悪魔の目赤しと思ふ旱かな
ダリヤ挿す全血液が焦燥す
事切れし蝉の降る夜や抱かれざる
芥子咲けりモディリアーニの首くるほし
合歓咲いて胸の奥処の扉閉づ
【 秋 】
白萩や逢はざれば人うすれゆく
二度ともう逢はざる扇置きにけり
抱かれゐて屍となる芙蓉かな
噂憂しうすばかげろふ低く飛ぶ
天命を信ず馬鈴薯炊き上げし
星月夜血潮あかるく受胎せり
もう一人産むか花蕎麦一面に
いなびかり唇に嘘からまるや
負けた日の首の暗さや衣被
無花果や言葉に見放されし闇
天高し未来いらぬと言ふ少女
真直ぐに伸びて鶏頭美しき
鶏頭やわが激情を我が怖れ
柿熟れて思ひ通りにならぬこと
己が絵を野に焼く画家よ曼殊沙華
枸杞の実を奥歯に噛むや多佳子嫌ひ
金木犀火の鳥となり寝落つなり
帰りたい風景蘆の穂絮飛ぶ
黄落やにほひ失せたる我が全身
【 冬 】
劉生の切通なり冬青空
その先は叙事詩の森や霜月夜
雪降るや握られてゐる手が自然
梟や官能はわが種火なる
霙嫌ひ我支配せる我嫌ひ
柊の咲くや自意識過剰気味
東より来たる吉報クリスマス
訣別や氷柱の育つ無音界
甘えともマフラーに頬埋めつつ
倒錯のきつかけ雪を頬張れり
ほんたうは弱気万両まぶしかり
大寒の明るき道を歩むなり
寒すずめ身籠りの枷おもしろし
つぼみ今祈りの形寒の雨
雪起こし鯛のかしらを割りにけり
冬帽や意識の底の暗き川
玉子酒もはや虚構の男なり
枯蓮やをとこの嫉妬塊を成す
わが星の病進むか竜の玉
いつになく山を恋ふ日や冬雲雀
信心に肩やせるなり冬菫
【以下、2025年以降作】
鳥葬の櫓組みたる桜かな
帰寧てふ美しき言葉よ柳絮飛ぶ
奈良の奈は奈穂美の奈なり柳絮飛ぶ
ゆくすゑや柳絮にけぶる佐保の道
愛されず蛤は砂吐くばかり
はまぐりの夢うけ留める盥かな
ゆすらうめそこはかとなく老ひてゆく
泰山木見あぐる人の首綺麗
泰山木咲くや従兄の加賀言葉
乳呑み児のうすき瞼よ沙羅の花
蓮華咲く西の都を目指しをり
風颯々君は蓮華を写しをり
はちすより零れ落ちたる恋一顆
憎みたくなし蟷螂の咀嚼音
檸檬に歯あてて浮世を漂へり
薄き雨うすき光や茗荷の花
茗荷咲く嬰児の寝息のやうに咲く
踏み出せば土柔らかし茗荷の花
十六夜や谷戸にささめく石の聲
みんな夢盲点を刺す稲光
而してふくら雀となりにけり
赫赫と関東ローム層真冬
カイラスや少女は鷲を腕に乗せ
山茶花や番狂はせの訃にまどひ
穂俵の香に生きかへる銀座かな
去年今年商ひの礼絶え間なく
大寒の朝の真水の甘きこと
私から手を解きたる辛夷かな
辛夷馨る咄嗟に封を切る手紙
彼の人の手紙を畳む辛夷かな
紫木蓮好きに生まれて勝手に生きて
落ちてこそ命かがやく椿かな
面上げ落つる椿もありにけり
不空羂索観音椿落つる音よ
椿百落つれば我に口付けよ
逢ひにゆく踝に落椿触れて
あなたが好き貴方が嫌ひ風うらら
花の世の隅田川なり日向雨
恋了へる心づもりよさくらさくら
五十嵐奈穂美
(鷹俳句会時代の俳号は、五十嵐なほみ)
1994年頃 骨董店のお客同士として詩人の高橋睦郎さん、
俳人の小澤實さん、俳人の小川軽舟さん、
俳人の竹岡一郎さんと出会う。
1996年頃よりNHK文化センター青山教室にて
小澤實さんより俳句を教わるようになる。
1997年 鷹俳句会に入会する。藤田湘子に師事。
2001年 鷹新人賞を受賞する。以降、鷹同人となる。
2005年頃に句作を中断し、鷹俳句会を退会する。
2004年頃より、私はインド藩王(マハラジャ)家に
代々伝わるジュエリーを仕入れる為に度々インドに赴くこととなり、
また、2000年生まれの娘の子育ても重なり、
句作を中断せざるを得なくなりました。
以降、現在にいたるまでの20余年は会社を育てること、
子どもを育てることに注力して過ごしてまいりました🍀
2025年、句作を再開いたしました🌈
(現在は結社には所属しておりません。)
ジュエリーも、俳句も、私にとって…
「作ることは、生きること。」
💐五十嵐奈穂美に仕事(宝石商)以外の件でご用が
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