贔屓映画【あゝ決戦航空隊】 | .

贔屓映画【あゝ決戦航空隊】


以前このブログで書いた贔屓映画作品の中で、戦争映画のお薦め作品を再更新します
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[あゝ決戦航空隊]
1974(S49)年9月 東映系公開
監督:山下耕作
脚本:笠原和夫/野上龍雄
出演:鶴田浩二
池部良・伊吹吾郎・岩尾正隆・葉山良二・渡瀬恒彦・川谷拓三・片桐竜二・金子信雄・檀ふみ・成瀬正孝・中田博久・中谷一郎/中村玉緒/室田日出男・内田朝雄・梅宮辰夫・野口貴史・大木実・黒沢年男・山田吾一・山城新伍・待田京介・松方弘樹・誠直也/小林旭/遠藤太津朗・安藤昇・西城秀樹・桜木健一・北大路欣也・三上慎一郎・森山周一郎/菅原文太
語り:佐藤慶
題字:児玉誉士夫





太平洋戦争での“特攻隊の産み親”と言われる大西瀧治郎中将(演:鶴田浩二 終戦の翌日に割腹自決)の若者を特攻隊として送り出す苦悩を描いた作品。

東映の戦争映画はどの作品も全般的に“重い”印象があるが、この映画も上映時間200分たっぷりとその重さに浸る事ができる。

特攻隊‥‥即ち“敵艦に体当たりして死んでくれ”と言う命令を出さねばならない上官の苦しみと、喜んで祖国のため(勝利のため)に短い命を投げ出す若者の姿を克明に描写している。

戦争映画(ドラマ)には天皇批判や戦争を美化するような描写は暗黙の了解としてタブー視されている。

でも此等は全て、作る側と観る側の主観の差異が必ず存在するため(世代の違いも)数々の批評がああだこうだと飛び飼うのは仕方ないかもしれない・・。