デフレからの脱却!

デフレを"悪"であると決めつけたアベノミクス…
当時の安倍首相が、コトある毎に言い続けてました。

経済は年2%以上『成長』するのが望ましい!
緩やかなインフレへ誘導するのが正しい!


そんな屁理屈を付けながら。。


アベノミクスから12年が経った現在…
100%間違った政策だった!とまでは言いませんが、
『(経済)成長』に繋がらなかったことは明らかでしょう。


アベノミクスで株価だけはそれなりに騰がりましたが、

アベノミクス起因で『技術革新』や『市場拡大』が

誘発されたような印象はありません。

 

経済において、『技術革新』と『市場拡大』が続き…
結果、給与が増え、購買力が高まり、売り上げが増える…
そして更なる『技術革新』&『市場拡大』へ…好循環を生む
それが私が認識するところの 『(経済)成長』です。


デフレ脱却⇒インフレ誘導 は”モノの価格”の話で、

『(経済)成長』とは直接的な関係がありません。

コレがアベノミクスが『(経済)成長』に繋がらなかった

理由であったように思います。


思い返してみれば、ここ10年くらい、
『技術革新』と『市場拡大』を見かけていないような…

思いつくままに、以下↓に書き出してみます。


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■技術革新

 ①携帯電話
  10年前の何百万画素カメラで充分
  最新チップもほぼ無用の長物
  AR機能とか誰が使うの?という感じ

 ②家電
  10年前の白物家電で充分
  動画や音楽もネット&データの世界のまんま
  ゲームも任天堂スイッチで事足りる
  
 ③交通
  電気自動車は評価ガタ落ちでハイブリッド車に回帰


 「コレを待ってたんだよ!」的な新たな技術
 ここ10年くらい出会っていない気がします。

 メタバース(仮想現実等)やIoTは必要性すら感じないし…
 AIやビッグデータは社会悪とすら感じるし…
 不要な技術ばかりが増えてる感じ。。。



■市場拡大

 ①人口の減少(先進国)
  後進国も含めると2100年頃までは世界人口は増える…が、、、
  先進国の人口は減り続けている。

 ②グローバル化⇒自国主義への回帰
  (先進国を中心に)ある程度満足できる生活が可能となり、
  無理に新たなテクノロジーを求める理由が希薄になった。
  更には対後進国に門戸を開いてもあまり得なことも無い

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…等々、思いを巡らせてみても。。。

『成長』している!と感じられるモノを

見つけることができません。


しかし…

そんな中でも、コロナ後の相場は騰がり続けた…

 

『技術革新』と『市場拡大』があった?
どの社会でも?永遠に?今も続いている?


正直疑わしい!です。

 


ここ数年の相場の上昇は、

自然な経済成長⇒物価上昇…ではなく、
カネ余りから来ていると私は思います。

つまり、アベノミクスの第一の矢と
世界各国が採ったコロナ対策は全く同じ!
金融緩和⇒カネジャブジャブ
…で、(『成長』が伴わないのに) 株価だけが騰がった!

という事象であった!ということです。


世界は(一応)『成長』してるのかもしれません
…が、その実情は鈍化し始めているようなイメージ。。

 

中身を伴わないのにモリモリ騰がった株価…
近い将来、是正されることになるのかも。。

 

…と、相場を不安視する日々が続いているため、

私はディフェンシブな投資に終始してしまっています。