会わないつもりの元気でね

ごめんね、好きなんです。
本当は好きなんです。
大好きなんです。

でも
ごめんね、好きなんです。
なくてはならないのです。
いなくなるのが想像できないんです。

私は極悪人だから
嫌いになられたくなくて
誰にも嫌いになられたくなくて
自分を甘やかして
引っ掻いて傷を作って
バカみたい

だって
そんなに優しくするでしょ
だって
こんなに傷つけたのに


大きなしっぺ返しを受けました。
受けるべきのしっぺ返しを
思っていたよりずっとずっと大きな痛手を。
そのくせ忘れられてしまうんだ。

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指先

肩の厚み

体温

耳

鼻

そばかす

瞳

全部全部独り占めしたい。


けれども私にはその資格がない。

こんなに近くにいるのに、なんだかなあ。



女の子は我が儘な生き物です。

そうでなければ我が儘さを自分の根底で
マグマのようにふつふつと蓄えているだけで

いつかはそれを爆発させる日が来ます。

我が儘なんです。

どっち？じゃなくて、どっちも。

いつ？じゃなくて、いつでも。

なんで？じゃなくて、なんででも。


ほしいほしいほしい、

ほしい。

なんでもいいからほしい。

ベクトルがこちらに向く
その瞬間を連続して永久に感じていたい。



なんてね。