「『三丁目の夕日』のような時代をつくりたい」だぁあ?ザケンじゃねぇ! | 我が国のかたち

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平成22年の尖閣事件で自虐史観から解放された私。気づけば日本は大変なことになっておりました。

消費増税で「三丁目の夕日」再来? 首相、理想を力説

「『三丁目の夕日』の時代は、今日より明日がよくなると皆思っていた。そういう時代をつくりたい」。野田佳彦首相は27日の参院消費増税関連特別委員会で、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を引き合いに、自らが理想とする時代について力説した。

首相が国会答弁や講演でたびたび持ち出す「三丁目の夕日」の舞台は、1957年生まれの首相の幼少期と同じころ。講演では「私は(映画に出演している)薬師丸ひろ子から堀北真希までストライクゾーンが広い」と笑わせ、「ツケを将来に
残しておいて、今日より明日がよくなるとは思えない」と、消費増税の必要性をさりげなく説く。

ただ、こうした首相の発言については「美化された思い出で情緒的にしか語らない。政治家の
ビジョンとしては具体性がない」(エコノミストの飯田泰之・駒沢大准教授)という指摘もある。


朝日新聞 2012/07/28

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偶然だが先ほどまで「三丁目の夕日'64」見ていた。
懐古趣味だの、実際の30年台はあんなに良くなかっただのの批判もあろうが、
私はあの映画が好きであり、敗戦からわずか19年で
東洋で最初のオリンピックを開ける国となった我が国を誇りにしている。

光が強いと影も濃くなる。
コントラスが強烈なだけ、あの時代の暗い部分は悲惨ではあったと思う。

だが、現在のような光がわずかしか差さない曇天の日本の方が酷い。
曇天の下にできる影は晴天の影よりも暗く、陰湿なのである。

さて、そんな曇天日本の首相が「『三丁目の夕日』のような時代をつくりたい」などと申したそうな。


何という恥ずかしい首相であろうか。
そーゆー時代を理想とするのであれば、
その時代を生きた政治家に学んでから
そーゆー意見を吐けと言いたい。



「三丁目の夕日」の時代は高度成長の時代である。
そして、その経済成長の基盤と結果は、
岸信介~池田勇人という政治家のブレない姿勢が産んだものだ。
(以降、岸信介元首相は「岸」、池田勇人元首相は「池田」と敬称を省略させていただく。
他に出てくる政治家は呼び捨てで十分)

岸信介は片務的であった日米安保を双務的同盟に変えた。

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無論「平和だぁ!反戦だぁ!革命だぁ!」と叫ぶ日本の左翼は怒りまくった。
当然各地でデモが多発した
(ちなみに、この時の生き残りとその弟子どもの多くが、現在反原発デモで狂喜して大騒ぎしているのだ)。
そんな中で岸は持論を曲げなかった。
たとえ国会を包囲されようともである。

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当然身の危険もあった。
実際のトコ、自然成立直前には、弟の佐藤栄作と首相官邸での死をも覚悟していた。
安保は成立したが、岸は成立後暴漢に襲われ瀕死の重症を負っている。

だが、んな困難な状況でも岸は自らの考えを通した。
それもこれも岸が描く「日本のあるべき姿」があったからである。


それに引き替え、野田。
マスコミが応援・参加人数を捏造しなければ成り立たないようなショッパイ左翼の原発デモごときに黙ったまま。

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経済界にも強くモノを言えないがため漠然と再稼働。
ただただ現状を見る振りをして問題は全て先送り。
お陰で左翼は増長し、電力会社は自浄する気皆無となる。
加えて古川はエネルギー戦略の提出期限に対して
「何があっても、と尻(期限)を切っているわけではない」とこれまた次期を曖昧にし先送りである。
要は考える気も能力もないのである。

尖閣に関しても「自衛隊を出す」なぞと言ったかと思えば、
官房長官は「中国を牽制しているわけではない」と否定。

なんのリーダーシップも発揮せず、
閣僚・党内もまとめられず遂に多数の離党者を排出。

リーダーがクズであるが故、閣僚も党員もクズばかりである。


さて、
岸の後を継いだのが池田勇人である。

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余談だが、あれだけ左翼デモで明け暮れた岸時代であったが、
岸政権後に行われた総選挙で自民は議席を伸ばしている。
結局、騒いでいたのは鬼畜外道のバカ左翼だけだったのである。
「あるべき日本の姿」を持ったリーダーがぶれなければ国民は支持するのである。

日本の防衛について一段落ついたと判断した池田は
「政治の時代から経済の時代」へと政策の舵を切った。

池田もぶれなかった。
「日本を経済の強い国にする」というグランドデザインの下、政治・政策に没頭した。
池田にも「あるべき日本の姿」があったのだ。

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外交ではアメリカ合衆国・東南アジア・ヨーロッパ・オセアニアを歴訪した。1961年(昭和36年)6月19日に訪米し、ジョン・F・ケネディ大統領と会談。同年11月11日に非公式来日した朴正煕国家再建最高会議議長と会談した後、16日から東南アジア4カ国(パキスタン・インド・ビルマ・タイ)を訪問した。1962年(昭和37年)は11月4日からヨーロッパ七カ国(西ドイツ・フランス・イギリス・ベルギー・イタリア・オランダ・バチカン)を訪問した。フランスとの首脳会談の際にシャルル・ド・ゴール大統領から「トランジスタラジオのセールスマン」と揶揄されながらも、イギリスが日本に対し最恵国待遇を保証した日英通商航海条約を11月14日に調印するなど、成果を挙げる。1963年(昭和38年)9月23日からは東南アジア(フィリピン・インドネシア)・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国を訪問した。
また、池田政権では経済成長により日本の国際的地位も向上した。1963年(昭和38年)2月11日、OECD加盟申し込みを言明し、翌1964年(昭和39年)4月28日にOECD加盟を果たした。さらに同年、日本はIMFの8条国(国際収支上の理由で為替制限ができない国)へ移行。同年9月7日のIMF東京総会で池田は演説を行い、日本の経済成長を誇り、それを資金面で支えたIMFに対し謝意を示した。ほかに、1963年8月14日、部分的核実験禁止条約(PTBT)に調印し、1964年6月15日に批准し。(ウキより抜粋)


それに引き替え、野田。
池田の全方位徹底外交とは異なり、
特亜に媚び、華やかな場所だけ顔を出し勝手な演説、勝手な約束を吐き、更には無尽蔵に金をバラ撒く。

海外には金をバラ撒くくせに、国民には「金が無い!」と大騒ぎ。
このデフレの時代に「増税だ!政治生命をかける」と馬鹿騒ぎ。
ではデフレ対策をするかと思えば何も無し。
つまり税収増・増税の必須条件である経済成長なぞガン無視。

先年の大震災という不幸を乗り越え、復興をテコに経済活動を活性化さえるかと思いきや、
5兆円もの復興予算を余らせる、復興庁の1兆2千億円はまるまる使わない。
復興税だの、復興債だのと国民に負担を迫っておきながらである。
あげく、国会は中々開かず論戦から逃げる。
論戦をしないくせに「特例公債法を通さなければ、予算執行ができない」と全て野党の責任とし、議論不十分のまま強引に採決しようとする。
勿論、ぶら下がり会見などヤル気は一切無し。

自らの定見が無いのだから、前もって質問が分からないぶら下がり会見や記者会見はしないし、
原稿が無い場所では絶対に演説も講演もしないのである。

要は国力がどーなろーが、国民がどーなろうが、
ただただ「増税を成立させた首相」として日本政治史に名を残したいだけである。


「三丁目の夕日」という時代には、
岸信介・池田勇人という「日本のあるべき姿」という
グランドデザインを持った政治家が
命を張って築いてきた背骨があるのだ。


そーゆー背景や、政治家の覚悟を一切学ばず、
おいしいトコだけ切り取って
「『三丁目の夕日』のような時代をつくりたい」なぞ
笑止千万・荒唐無稽・厚顔無恥・鬼畜外道の妄言である。


この男は常にこうである。
政治家でありながら「抽象的」なことでしかモノを言わない。

野田の「政治生命をかける」なぞ小学生がよく言う
「ほんとかぁ!オマエ命かけるかぁ」の「命をかける」と同じで
何の意味も、担保価値もない。

また「将来のツケ」だの、「まったなし」だの、
「様々な角度から検証し、総合的に判断」だの、
多々言葉を発しているが何の説得力もない。
(まぁ野田だけでなく民主の議員など殆んど全てこんなんバッカだが)
あげく「『三丁目の夕日』のような時代をつくりたい」である。

先人に学ばず、未来を語る政治家なぞ
百害あって一利無しである。
映画を観て感想を述べるだけの
薄っぺらい首相なぞ国民は求めていないのだ。



そーゆーことが全く分からないから
この男はこーゆーセリフを平然と吐くのである。


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