維新の党が唱える道州制には断固反対する。 | 我が国のかたち

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平成22年の尖閣事件で自虐史観から解放された私。気づけば日本は大変なことになっておりました。



昨日書いた「大阪維新の会に何を期待しているのかサッパリ分からん」にもあるようにマスコミは、何気に維新の党の支持率が高いことを報道している。

マスコミが維新の党を応援しているのか、自民も民主も一緒を印象づけたいのかは
判然としないが、保守の台頭はとにかく許さん!という姿勢は相変わらず強固である。

で、昨日の記事で、

「腐敗した状況に敢然と立ち向かう若手の台頭に期待するのは
人情として当然の帰結ではないでしょうか?」

というコメントをいただいた。

この心情は実によく分かる。
その通りだと思う。

だが、その「期待」と「選挙で投票する」のは別だと区別はして欲しい。

私が恐れるのは「心情からの期待が投票に向かうこと」である。
こういった報道が増えることは、結局維新の会への投票者が増えることに繋がる。

09年の総選挙では、こういった「心情」を嫌というほど見聞きした。
新聞、TVしかり、周囲の人間しかりである。

この時、民主に投票した人達は、それまでに民主の党員が50人近く逮捕・検挙されていたこと知っていただろうか?
外国人参政権を付与しようとしていることを知っていただろうか?
民団・総連とべったりだったこと、自治労・連合・極左集団とべったりだったことを知っていただろうか?

殆んどの有権者は民主党のことを調べはしなかった。
多くの人が民主に投票したのは、マスコミによって作られた「自民はダメ」「自民の腐敗に立ち向かえるのは民主」という心情と期待だったはずだ。

だが、その心情のせいで、本来国会に残るべき人材の多くが落選した。
そして、その後釜には愚にもつかない民主の新人議員、反日の議員が座った。
加えて大量の新人議員が出現した。

ある程度の新人は新陳代謝の意味から悪いこととは思わない。
だが、大量の新人は害でしかない。

私が一番恐れるのは、こーいった現象だ。

そーいった意味を含め、
何の実力も無く、公約、政治的結果を出していない維新の党に集まった素人集団の
国政参加に期待するコトは正気の沙汰ではないと書いた。

09年の場合は、マスコミの麻生バッシング、露骨な民主擁護もあったし、
本格的な政権交代を見たことが無い国民にとっては
ある程度仕方のない状況だったのかも知れない。

現在、我々は09年の結果を日々体感している。
にも関わらず、素人集団に政治的根拠なく期待するというのは
私にしてみれば「何を考えてんだ!」という考えにしか行き着かない。

心情というのはよく分かる。

落ち込んだり、凹んだりした時に優しく接してくれる人がいれば、
心情としては好きになるだろう。
だが、その人が信頼出来る人かどうかは分からない。
まして、付き合いが殆んどなければ信頼に足る情報も知識も無い。

例えとしては、ちょっと外れているが、
要は、「本来、人は心情だけでは大切な決断はしない」
ということだ。

だから私は心情や人情で政治家・政党を支持し一票を投じることは
誤ったこと、危険なことだと思っている。

さて心情だけのことを書いても薄っぺらくなるので、
維新の党というか、橋下が唱えている道州制についてである。

私の意見は「地方主権を唱える者に国政は無理。」で書いたので、今回は京大の藤井先生の動画を紹介する。

藤井先生については「日本は国民総勘違い・思い違いのデフレ不況である」にて
日本の復興・日本の潜在的力・成長の可能性について
実に心強く、説得力のある話をされた際のことを書いているので、
お時間のある方はお立ち寄りいただければと思う。

私が橋下を支持しないコトの根源は、彼が唱える道州制にある。
そして、維新の党に何の期待も寄せないのは
道州制や公約の具体案も発表されない時点で維新の会に集まり、
尚且つ、原案発表段階でも異議を唱えない輩ばかりの集団だからである。

心情に流されるのは分からないことでは無いが、
受け身の情報だけで、橋下や維新の党に期待するのは危険である。
まして「心情による期待で投票する」なんぞ恐ろし過ぎる。

投票について上記動画の藤井先生は著書「列島強靭論」で以下のように述べられている。

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<はたして我が国日本は、この巨大地震に対して日本の国力を結集して、「人事」を尽くしていただろうか。
この問いに対して「否」としか言えぬ範囲に応じて、我々は「反省」「猛省」をしなければならない。いうまでもなく、かつての選挙で掲げられた「コンクリートから人へ」というスローガンは、巨大災害による犠牲者の数を減らそうとするための堤防をはじめとした諸施設の予算を削減し、社会保障等の人に直接給付するかたちの財源を増やそうとする方針うぃいうものであった。

もしも、この「スローガン」を掲げた時に、そのスローガンによって災害でお亡くなりになる方々が増えるであろうという自明に帰結を十二分に想像できて「いなかった」とするなら、それを掲げた政治家ほど猛省すべき人間は日本にいないのではないかとすらいうことができるだろう。

いうまでもなくそれほどまでに「政治」というものは、人間の「命」に直結するものなのだ。日本が民主主義の国だと仮初にも口にするのなら、我々日本人は、全員それを肝に銘じなければならない。そして、その上で、例えば一つ一つのに投票行為を軽んずるようなことが断じてないように、「政治」に真摯に向き合わなければならないのだ。直接にせよ、投票というかたちを通した間接にせよ、政治に関わる者は何人たりとも、断じて、「ふざけ」てはならないのである。

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政治家の派手な部分、分かりやすい部分だけで期待するのは危険だ。
派手で、分かりやすいのであれば、それをとっかかりにその政治家・党について調べて欲しい。
藤井先生もおっしゃる通り「政治は命に直結する」。

橋下・維新の会への非難に対して非難の声を挙げるのであれば、
心情ではなく政策・政治的結果、国家観を基準としてしていただきたいと心から願う。


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