今日の一本 6 | ブログで漫才、コント始めました。

今日の一本 6

演者 グリーンピア三木&道三


三木:いや~世の中不思議なことが多いですわ。

道三:どないしたんや?

三木:こないだ夢の中で学生時代の友達が出てきましてね。

    懐かしいな思てたらその日電車の中でそいつとバッタリよ。

道三:正夢やがなそれ。

三木:そうそう。相変わらず元気そうにしとったけどやな。

道三:そういえば俺も似たような事ありましたわ。。

三木:君もかいな?

道三:夢の中でモーニング娘。が出てきましてね。

三木:モーニング娘。?

道三:メンバー全員で僕の取り合いですよ。

三木:まあ夢の中ではなんでもありやからな。

道三:朝目覚めてビックリよ。

三木:どないしたんや?

道三:僕のあそこがモーニング息子。

三木:ただの朝起ちやん!

道三:まあ冗談はこのへんにして。

三木:何や急に改まってからに。

道三:今日は私が先日体験したとっておきの不思議な話をさしてもらいます。

三木:ほんまかいな。ほな早速頼むわ。
道三:こないだ車を購入しよう思いましてね。

    中古車センターに行ったんですわ。

三木:ほうほう。

道三:中古といえどどれも値が張るのよ。

三木:そりゃそうやろな。

道三:あきらめて帰ろうと思ったその時一台の車が目に入ったのよ。

三木:はいはい。

道三:値段がなんと一万円。

三木:どうせボロい車やろ?

道三:それが外車ですわ。

三木:ほんまかいそれ?何かの間違いちゃうんかい?

道三:だから店の人に聞いたがな。

    「なんでこんなに安いんですか?」

三木:まあ気になるわな。

道三:店員曰く「物が物だけにすぐに売れるんですけれども。持ち主がすぐに 

    また売りにくるんです・・・」

三木:それ呪いの車ちゃうんかい?

道三:でも僕はそういうのは信じませんからね。

    「とりあえず試乗させてください」言うたのよ。

三木:まあ乗ってみんことにはわからんからね。

道三:これから世にも恐ろしいことが待ってるとは。

    このときの俺はまだ想像もしてなかったね。

三木:どないしたんや?

道三:運転席に座ってドアを閉めたら助手席のドアがバコーン!開いたのよ。

三木:どういうことやねん。

道三:運転席から降りて助手席のドアを閉めてまた運転席に座り直してド

   アを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:また助手席のドアがバコーン!

三木:どないなってるねんそれ?

道三:だから店員を一人呼んできて助手席のドアを押さえてもらって、もう一回

   運転席に座ってドアを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:うしろのトランクルームがバコーン!

三木:今度は後ろがかいな!

道三:しゃないから店員をもう一人呼んできてトランクルームを押さえてもらって

   やな。

三木:ニ人目呼んできたんや。

道三:ほんで運転席のドアを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:前のエンジンルームのドアがバコーン!

三木:やっぱりかい!

道三:だからもう一人店員を呼んできてやな。

三木:エンジンルームを押さえてもらったわけやな?

道三:そうそう。ほんで運転席のドアを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:後ろの客席のドア二つがバコーン!バコーン!

三木:まあ順番からするとそうやろな。

道三:だから今度は店員を二人呼んできて押さえてもらってやな。

三木:計五人やな。

道三:ほんで運転席のドアを閉めたら。

三木:もう開くドアないやろ?

道三:トランクルーム押さえてた店員のヅラが空中にドーン!

三木:ほんまかい!

道三:最初頭が飛んだ思ったもん。

三木:飛ぶかい!

道三:だから店員をもう一人呼んできてやな。

三木:六人目かいな。

道三:トランクルーム押さえてる店員の頭を押さえてもらったもよ。

三木:知らん人が見たら何の宗教団体かと思うで。

道三:ほんで運転席のドアを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:前の道路歩いてた女子高生のスカートがめくれてパンティーがドーン!

三木:ほんまかいな!

道三:それを見て店員のヅラがまたドーン!

三木:またかい!

道三:これは三回繰り返しましたけども。

三木:パンティー見たいだけやがな。

道三:でも不思議と思いませんか?なんで運転席のドア閉めたら女子高生のス

    カートがめくれるんでしょう?

三木:ほんまの話なら不思議ですよ。

道三:パンティーを見てヅラが飛ぶのは科学では証明できんこともないけどね。

三木:できるかい!

道三:アドレナリンが毛根を刺激したんでしょうけども。

三木:知らんわ!

道三:今度は女子高生にも協力してもらってスカートを押さえといてもらって運転

    席のドアを閉めたのよ。

三木:今度はどうなってん?

道三:前の道路歩いてた妊婦さんから赤ちゃんがオギャー!

三木:ほんまかい!

道三:ものすごい安産。

三木:ほんで次はどうなってん?

道三:妊婦さんに赤ちゃんをもう一回戻してもらってやな。

三木:なんで戻すねん?

道三:最初からリセットしたいねん。

三木:せっかくの安産やのに。

道三:ほんで妊婦さんに股を押さえてもらって運転席のドアを閉めたら。

三木:閉めたら?

道三:何も起こらなかったのよ。

三木:やっと打ち止めかいな。良かったがな。

道三:だから安心して車の中で一服しましてね。

三木:やれやれや。

道三:押さえてもらってた皆さんも一安心ですわ。

三木:一件落着やな。

道三:ほんでエンジンかけて。

三木:はいはい。

道三:タバコの吸殻を車の灰皿に入れて。

三木:はいはい。

道三:灰皿を中に押し戻したら。

三木:嫌な予感が・・・。

道三:助手席のドアがバコーン!トランクルームがバコーン!エンジンルームが

    バコーン!後ろの客席のドアがバコーン!バコーン!ズラが空中にドカ

    ーン!パンティーがドーン!ヅラがまたドカーン!赤ちゃんがオギャー!

三木:うるさいねんお前!

二人:どうもありがとうございました。