今日の一本 5 | ブログで漫才、コント始めました。

今日の一本 5

演者 岸辺百徳・千徳

千徳:かわいいわ~エビちゃん。

百徳:見ようによってはかわいいね。

千徳:誰が見てもかわいいがな、エビちゃん。

百徳:まあ強いけどね。

千徳:強い?

百徳:なかなかのテクニシャンやね。

千徳:誰のこと言うてるのんお前?

百徳:勇利・海老原やろ。

千徳:それボクサーやないか!誰がわかるねん。

    マクドのコマーシャルとか出てる女の子や。

百徳:あの娘がエビちゃんかいな?

千徳:そうや。

百徳:僕の彼女「エビ」ちゃんそっくりですよ。

千徳:ほんまかいな?

百徳:ただ酒癖がちょっと悪いのよ。

千徳:エビちゃんに似てるのならそれぐらい許せるわ。

百徳:こないだも泥酔して海に飛び込んで「タコ」ちゃんになりまし

    たもん。

千徳:たこ八郎かいな!

百徳:一命はとりとめたけど泡吹いて「カニ」ちゃんになってました

    から。

千徳:そんなんいらんねん!

百徳:ベッドの上では結構「マグロ」ちゃんでね。

千徳:どこまでいくねん!

百徳:パンツ脱がしたら「KABA」ちゃんですし。

千徳:オカマかいな!

    もう魚介類でもないがな。

百徳:でも聞くところによるとエビちゃんには双子の妹がいるらしい  

    ね。

千徳:なんか看護婦してるみたいよ。

百徳:いいねえ。浣腸とかしてほしいわ。

千徳:お前さっきからええかげんにしとかなアカンでほんまに。

    そんなことより今日はちょっと練習さしてほしいのよ。

百徳:何の?

千徳:俺が入院患者役するからお前エビちゃんの妹の看護婦役し 

    てくれよ。俺告白するから。

百徳:どんなシュチュエーションやねんそれ?

千徳:もしかしたらこの先あるかもしれんがな。

    その時に後悔したくないからね。

百徳:かなりイタイね君も?

千徳:嫌なんかいな?

百徳:引き受けた!

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百徳:検診の時間ですよ千徳さん。

千徳:あ、看護婦さんどうも。

百徳:それじゃあ早速、剃りますね。

千徳:なんでやねん!

百徳:病は毛から。

千徳:気や!告白しようか言う時に剃るのは違うやが。

百徳:何したらええねん?

千徳:薬とかあるやろ。

百徳:お薬飲みましょうか?

千徳:そうそうそう。わざわざすみません。

百徳:これが虎の睾丸、そんでこっちが鹿の睾丸、ほんでこれが熊

    の睾丸・・。

千徳:なんで漢方薬やねん!

百徳:薬やないか!

千徳:全部金玉やん!

    ちゃんとやってくれ!

    あのう看護婦さん今日はちょっと話がありまして・・。

百徳:お注射打っときますね。

千徳:あのですね、病気の僕を・・・。

百徳:〔注射を打つ〕

千徳:一生懸命看病している看護婦さんに惚れました・・・。

百徳:〔もう一本注射を打つ〕

千徳:僕と真剣にお付き合いして・・・・。

百徳:〔また注射を打つ〕

千徳:何本打つねんお前!

百徳:血管が思いのほか多くて。

千徳:お前が怒らしとんねん!

    あのですね看護婦さん。僕と付き合ってください!

百徳:えっ、そ、そんな。

千徳:末永く幸せにします。

百徳:そんなの嘘よ!末永くなんて嘘に決まってるわ。

千徳:嘘なもんか!末永く幸せにするよ!

百徳:う、うれしいわありがとう。

千徳:それはOKってことだね?

百徳:でも千徳さんはあと一日の命ですよ。

千徳:ええかげんにしなさい!

二人:どうもありがとうございました。