今日の一本 3
演者 千 昌夫&利休
二人:はいどーもよろしくお願いします。
昌夫:おかげさまで忙しくがんばらさしてもらってますけれども。
利休:ありがたいね。
昌夫:休みなんかもらってドライブなんかしてみたいね。
利休:いいねえ。
昌夫:いいこと考えた。今日ここで俺ドライブするわ。
君横でナレーションしてくれんかな?
利休:わかった。まかせなさい。
昌夫:おしゃれにやってね。
〔コントに入る〕
利休:海岸沿いの国道を愛車で走る男。彼の名は昌夫。
昌夫:ブーン。〔ハンドルを握るジェスチャー〕
利休:漫画エロトピアを読みながら今日も走る。
昌夫:ハンドルやこれ!ハンドル握っとんねん!
利休:窓の外には、照りつける太陽、青い空、きらめく海・・・。
昌夫:いい感じやがな。
利休:そして、砂浜で受身の練習をするヤワラちゃん。
昌夫:何でそんなとこで練習しとんねん!
利休:その横で黙々と素振りをする谷選手。
昌夫:しかも夫婦揃ってかい!
利休:その時突然の大波が!波に飲み込まれるヤワラちゃん。
昌夫:大変や!助けなあかんがな。
利休:その横で黙々と素振りをする谷選手。
昌夫:助けへんのかい!
違うがな、違うがな。俺にスポットあててくれ。
利休:カーラジオからはDJのおしゃれな会話が流れる。
昌夫:そうそうそんな感じ。
利休:「ええか?ええか?ええのんか?」
昌夫:なんで鶴光やねん!
利休:「乳頭の色は?」
昌夫:違うがな、違うがな、おしゃれにやってくれ。
利休:ふと横の車に目をやるとロングヘヤーのイカした女の子発
見!目と目が合うなり何か話しかけてくる彼女。
昌夫:ええ感じやがな。恋の始まりか?
利休:「ハザードランプ点いたままですよ。」
昌夫:かっこ悪いがな俺!
利休:「ちなみに私の乳首はピンクです。」
昌夫:鶴光のラジオはええねん!
利休:海岸に車を止めて、水平線に沈む夕陽に石を投げる昌夫。
昌夫:〔石を投げるジェスチャー〕
青春してるな俺って。
利休:「痛い!誰?石投げたの?」
昌夫:誰や?
利休:「ごめんなさい、ヤワラちゃん!」
昌夫:生きとったんかい!
利休:「ちなみに私の乳首の色は黒色よ。」
昌夫:もうええねんそれは!
違うがな、違うがな、ちゃんとやってくれ。
利休:沈む夕陽に向かって一言叫ぶ昌夫だった。
昌夫:最後はビシッとキメてや。
利休:「あー、はやく免許とりたい!」
昌夫:ワシ無免許かいな!
利休:こんな感じのナレーションでよかったですか?
昌夫:君とはやってられんわ!
二人:どーもありがとうございました。