Kinda Kinks | Looney Tunes and Merry Melodies

Looney Tunes and Merry Melodies

アンダーグラウンド低音職人の音楽バカ日記です

今回紹介するアルバムはThe Kinksのセカンドアルバム、Kinda Kinks(1965年作品)です。

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当時としてはYou Really Got Me、All Day And All Of The Nightのヒットシングルを連発しノリに乗っている状況でファースト・アルバムから実に5ヶ月という短いタームで発売されたあたりにもその勢いが伝わってくるかと思います。

俺が所有しているCDには11曲ものボーナストラックが収録されていますが、オリジナルアルバムは12曲収録で、12曲中10曲がレイ・デイヴィスによるオリジナル曲となっています。

The WhoとThe Kinksに共通するところはバンドの早い段階でオリジナル曲をたくさん書き、あるバムに収録していた事でしょうか、The Rolling Stonesは全曲オリジナル曲のアルバムを発表したのはイギリスでは4枚目、アメリカでは6枚目のアルバムであるAftermathになりますから、デビューから考えれば3年を要したと考えれば1年かそこらでソングライターとしての才能を開花させてオリジナル曲が大半を占めている作品を短期間で制作していたレイ・デイヴィスの才能のスゴさがおわかりいただけるかと思います。

しかし当時のポピュラー音楽シーンの主流としてはアルバムよりもシングルでのヒットを、というのが大きかった時代であり、アルバムを重要視するアーティストというのが正直少なかったのかも知れません。
このThe Kinksのセカンドアルバムはそういう時代に作られたにも関わらず特出した一曲というものが目立つ事なくアルバムとしてじっくり聞かせる作りになっていると考えると時代の先を見据えていたのかも知れません、、、なんて言うとちょっと大げさかな。
当時シングルでヒットした曲、Well Respected ManやSet Me Freeに関してはボーナストラックとして収録されていますが、バランスがとれたアルバムの中で特出しているのはTired Of Waiting For Youでしょうか。




他にはMartha And The VandellasのレパートリーであったDancing In The Street(後にVAN HALENもカバーしていた曲)を取り上げたりしていますが、この曲は確かThe Whoも初期はレパートリーにしていた(BBC SessionsのCDで聞けます)事を思うと当時のロックバンドがロックンロールのみならずR&B(イマドキのR&Bではなくリズム&ブルース)にもどっぷり浸かったサウンドを追求していたのが伺えます。

アルバムとシングルの関連性についてちょっと触れましたが、シングルがヒットし、アルバムにその曲を入れる事によりアルバムのセールス拡大も視野に入れる、というのは70年代以降に定着していくやり方だったのでしょうけど60年代はシングルで気に入った曲をアルバムで聴こうとしても収録されていなかったりもした時代でもあった事を思うと下手すると特出した曲が少ない=地味なアルバムみたいな印象を抱くかも知れない部分があると思います。これが恐らく60年代の楽曲、作品に対しての苦手意識というものをある時代の音楽ファンに植え付けているような気もします。
かくいう俺も60年代のアルバムを聞き始めていた頃にはそういう思いが強くあり、そこに気がつくのに数年を要したのであります。同時にそういう作品にこそバンドの魅力が詰まっていたりするという事も気がついて行くようになるのですが、このKinda Kinksもまさにそんな一枚なのではないかと久々に聞いて思うのでした。

『俺と仲間』
~40th Anniversary Edition~

2016年1月23日(土)
会場:池袋Adm

OPEN/START 18:00
Charge ¥2000 + 1Drink ¥500

LIVE ACT
TOKYO-VH
MAHOROBA


DJs
エレキャット
MIZUNO
嫁の金



TOKYO-VH OFFICIAL WEBSITE