今日は節分。もともと節分は、季節の分かれ目、という意味があり、立春、立夏、立秋、立冬のうち、『立春』の前日ということになります。
冬至(12月22日ころ)一番日照時間が短くなりその後次第に長くなるのですが、地球が日照時間が長くなるにつれ温かくなるのに1か月ほどかかるそう。そのため、大寒(1月20日)から立春にかけ、一番寒い時期、ともいえるそうです。
そのため、節分や立春を過ぎると、少しずつ暖かく、春らしさが近づいてくるということが実感できるのではないでしょうか?
節分といえば、大豆。
大豆はよく『畑の肉』とも言われる良質な植物性たんぱく質が豊富と知られています。たんぱく質が約3割、脂質が2割といわれています。お米にたりないアミノ酸であるリシンを豆類は含んでおり、豆ごはん、というのは理にかなっているんですね。そのほか、腸内環境の改善にも役立つ食物繊維(豆類には特に不溶性食物繊維が多いといわれています)、栄養素をエネルギ―に変換させるのに役立つマグネシウムやマンガンなどのミネラル、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを減少させる作用が期待できる抗酸化作用を持つサポニン、レシチン、女性ホルモン類似の働きをするとも言われるイソフラボン、などが含まれているんです。大豆をしっかり食べていると、イソフラボンから腸内細菌で作られるエクオール、というこちらも女性ホルモン類似物質が作られ、女性の美肌や更年期の症状改善などの効果も研究されてきているんです。
はじめにお伝えしましたが、脂質を2割ほど含んでいるので、食べ過ぎないように気をつけて、豆乳、ふかし大豆、豆ごはん、納豆、きなこなど、いろいろな食べ方で大豆を食べることをお勧めします。私自身も、納豆などは週2-3回以上必ず食べるようにしています。
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