宮部みゆきで いつも驚くのは、中学生くらいの子の心理描写が巧みなことだ。凄惨な事件の頻発するミステリでは、得てして子どもの存在は書き割り的になりがちなのだが、この作品でもそれぞれの子どもや若者の在り方が、生き生きと嘘臭くなく立ち上がってくる。
その分もっとも犯人と言える人物の心理はわかりにくいままで、これは、ほかの人物が書き込んであるのと対象的に、わかりづらくすることでこの重奏のような物語の中心部の闇を強調させているのだとしたら、なんとも技巧的だ。
子どもの書き方を見た編集が(或は本人が?)『ブレイブストーリー』を書かせたのかも知れないな、なんて。これは映画が思ったより薄味だったので印象にあまりなかったけど、原作を読んでみようか。
その分もっとも犯人と言える人物の心理はわかりにくいままで、これは、ほかの人物が書き込んであるのと対象的に、わかりづらくすることでこの重奏のような物語の中心部の闇を強調させているのだとしたら、なんとも技巧的だ。
子どもの書き方を見た編集が(或は本人が?)『ブレイブストーリー』を書かせたのかも知れないな、なんて。これは映画が思ったより薄味だったので印象にあまりなかったけど、原作を読んでみようか。