実際、生き返った時点ではそんなこと感じることもなく、

ただただ吐かされたクスリの後味で口の中が気持ち悪く、

とにかく、眠たかった。


しばらく眠って目が覚めて、病院のうすら白い壁をながめて、

ようやく「やりこそなった」ことに気がついた。


それはずいぶんと前の7月。


梅雨の合間のくそ暑い日だった。


もうなにもかもどうでもいい、と思った。


手元には、貯めといたクスリと、父親の薬箱からくすねてきたクスリ。

大量山ほどごしゃごしゃごしゃ。

ぷちんぷちんと、シートから取り出す作業をしてたら笑えてきた。

なんだか、こまけー作業してんのな、なんて。


もう、飲んでる最中から、気持ち悪くなって。

クスリってのは、大量に飲むようにはこさえられてないのね。

まずかった。


そういうディテールを書き込む気は、今日はない。

ただ、ここのところよく思う。

生きているって、いいことだ、って。


そんなことを初めて思った、思うことが出来た日が、

きっと、本当の意味でわたしが生き返った日なんだろうと思う。