郊外へ出かけて、うつくしい自然とたわむれ、
雄大で感動的な風景を楽しむ。
そういう趣味は、ない。
むしろ、苦手。
ムシきら~い、とか、どろとか土とかホコリとか花粉とかだめなの~、
とかいうことではない。電車に乗って、クルマに乗って、街以外に
出かけるのが苦手なのだ。
新婚の頃、夫婦でラブラブお出かけしよう、というときになると、
いつも不安発作に襲われた。世の中が全部怖くなった。
自分の居場所がどこだかわからなくなった。とにかくどこかへ、
どこかへ逃げなければ、と思った。実際に家を飛び出して、
でも行く場所なんてなく、休日だから主治医もいない、泣きながら
うちに戻って、今度は夫にすまなくて泣いた。
それが、自分の生まれた家での、両親の外出時のいさかいが原因で
起きているのだと気がついてからは、いくぶん克服してきている、
と思う。大丈夫、大丈夫、と歯を食いしばってクルマに乗り込み、
普通っぽく過ごそうと努力する。子どもと一緒だと、彼らのはしゃぎ
ようがわたしを溶かしてくれる。いつのまにかほぐれている。
ちょっと前までは、子どもと共に出かけること自体が、
予期せぬことに遭遇したらどうしよう、なんて気重になる点だったのに、
子どもは成長してくれるのだなあ。
だからまだ、出かけた場所そのものの思い出がうつくしくわたしの
中に残っていることは、ない。
でも、花を見て、きれいだ、とはじめてこころから思ったのが
3年くらい前だったから、きっときっとわたしのこころはまだまだ
これからでも取り戻せると信じている。信じている。
そう、自分を信じると言うことさえ、今のわたしにはできるのだから。
雄大で感動的な風景を楽しむ。
そういう趣味は、ない。
むしろ、苦手。
ムシきら~い、とか、どろとか土とかホコリとか花粉とかだめなの~、
とかいうことではない。電車に乗って、クルマに乗って、街以外に
出かけるのが苦手なのだ。
新婚の頃、夫婦でラブラブお出かけしよう、というときになると、
いつも不安発作に襲われた。世の中が全部怖くなった。
自分の居場所がどこだかわからなくなった。とにかくどこかへ、
どこかへ逃げなければ、と思った。実際に家を飛び出して、
でも行く場所なんてなく、休日だから主治医もいない、泣きながら
うちに戻って、今度は夫にすまなくて泣いた。
それが、自分の生まれた家での、両親の外出時のいさかいが原因で
起きているのだと気がついてからは、いくぶん克服してきている、
と思う。大丈夫、大丈夫、と歯を食いしばってクルマに乗り込み、
普通っぽく過ごそうと努力する。子どもと一緒だと、彼らのはしゃぎ
ようがわたしを溶かしてくれる。いつのまにかほぐれている。
ちょっと前までは、子どもと共に出かけること自体が、
予期せぬことに遭遇したらどうしよう、なんて気重になる点だったのに、
子どもは成長してくれるのだなあ。
だからまだ、出かけた場所そのものの思い出がうつくしくわたしの
中に残っていることは、ない。
でも、花を見て、きれいだ、とはじめてこころから思ったのが
3年くらい前だったから、きっときっとわたしのこころはまだまだ
これからでも取り戻せると信じている。信じている。
そう、自分を信じると言うことさえ、今のわたしにはできるのだから。