いつもならそんなに歓迎しない、
いやむしろ来ないならこないで別に結構とさえ思う、ムスコ友達の集団を、
今のわたしは心待ちにしている。
何もストックがない日なんかには、「おやつくらいじぶんちで喰ってきやがれ」とさえ思うのに、
今日に限って、「おなかすかせてきてくれないかな」なんて、切望している。
そう、今、うちのキッチンには、
どんぶり山盛り4杯のポップコーンが、ある。
作りすぎた………。
こんなに増えるなんて。
あまりに量が増える非常事態到来に、あわてて火を止めても、まだまだまだまだ弾けだす、増え続けるポップコーン。
ぱふん、ぽふん、ぽふん、ぱふん。
ある意味ホラーだ。
動揺してずれたナベのフタすきまから、ざらざらあふれだす。
こぼれだす。
拾おうとしてナベブタはずれる。
更に四方八方に飛び散るポップコーン。
さっき掃除した床にこぼれおちる。
なだれのように。
うああああああ。
一体何の呪いだ。
あああああ、とても喰いきれない。
みなさぁん、ポップコーン食べにきてぇ。
と、虚しくネットの虚空に叫ぶひとづまひとり。