泣く女(1937)






byパブロ・ピカソ


ピカソのあまりにも有名な作品。

彼の友人をモチーフに描いた100パターン以上存在していると言われる作品である。


2002年。

冬。

ロンドン。


短期留学中にブラリと立ち寄ったテートモダン(美術館)

とても綺麗で建物自体がオシャレで…。

無茶苦茶、素敵な場所だった。

流れるテムズ川。

その川沿いでコーヒーを飲むのが俺のお気に入りだった。

館内には…無論、素晴らしい作品が沢山あった。

だが、ピカソの作品を観た時ほど心惹かれた時はなかった。

特に、この絵は強烈なインパクトを受けた。

ピカソのタッチ、感性に理由なく惹かれ、立ち尽くす自分がいた。

ピカソの作品で、他にこの絵と並ぶくらい好きな作品があるが、今回はこちらを紹介したい。

一見するとカラフルでアーティスティックな絵。

だが、戦争の時代に描かれたものと知ると、印象は一変。

『ゲルニカ』と同時代の作品である。

丁寧に緻密なタッチで泣く姿をただ描くのではなく、横顔と正面の顔を同時に描き、女性が激しく泣いている様子が否が応にも分かる。

ピカソ流という感じ。

感情の表現力がすごい。

おそらく…ピカソはどう描けば、より哀しさを出す事が出来るのかと試行錯誤したのではあるまいか…。

そんな1枚。


絵の解説どうこうを抜きにしても、非常に心に響いてくるパワーのある作品だと思う。

観れば観る程、哀しくなってくる。

観る度に、深さを増す哀しみ。

そんな…圧倒的な表現力。

ピカソの作品が大好きです。

文句なしに巨匠と言える芸術家の1人。