最近 観出した「ザ・テラー」


同名小説「ザ・テラー 極北の恐怖」のテレビドラマ化で、リドリー・スコットがデヴィド・カイガニックとともに総製作指揮をとっていて、ホラーやサイコスリラーとして位置付けてしまうにはあまりに短絡的というか、もっと精巧に人間の恐怖が描かれています。


史実を基にしていて、英国海軍が中国へと繋がる北極圏の航路を見つけるための極地探検としての航海だったはずが氷河に阻まれ行く手を塞がれてしまいます。


実際に誰一人帰還していないという事実がこのドラマそのものはフィクションとわかっていても、実際こんな風だったんじゃないかと思わせてしまいますよね。


食糧はたくさんあるものの、閉塞的な環境、軍の階級社会、原住民イヌイットとの出会い、熊の 3倍はあるという謎の危険生物との遭遇、壊血病・鉛中毒といった病、静かにだが迫ってくる死の恐怖は言いようのない重い空気で、肉体的、精神的に追い詰められていく...


実際に一人、また一人と死んでいく...


緊迫した環境下で人間がどうなっていくのか、生々しく描かれていて、怖いのについつい先に進めたくなって食い入るように観てしまいます。


私はシーズン1の7話までですが、ヒッキーがかなりの重要人物で今後 更に壊れていくらしいので 怖いもの見たさで観ていこうと思っていますよ。


ドクターグッドサーが唯一の癒しですラブラブ


全体的に暗いし重いんですが、寒々しい氷原の映像美に圧倒されます。


リドリー・スコットといえばこんな作品が有名

「エイリアン」(1979年)
「ブレードランナー」(1982年)
「ブラックレイン」(1989年)
「テルマ&ルイーズ」(1991年)
「ブラックホークダウン」(2001年)
「オデッセイ」(2015年)


私のオススメは「ブラックホークダウン」かな照れ

「テルマ&ルイーズ」も若きスーザン・サランドンがとってもいいです爆笑 ブラット・ピットも出てますよハート


作品のラインナップを見てみると、この作品の描き方に納得!!キラキラ


やはりリドリー・スコット 魅せ方上手いですね。


どちらかというと「ザ・テラー」は男性の方が好きな人多そうだなぁという作品です。


1話40分くらいなので一気見しやすいのはいいですねウインク