***神奈川新聞よりリンク抜粋***
個人的に次男を取り上げてもらった助産院なので、
とてもショッキングなニュースでした。
亡くなられた女性のご遺族の心中を察すると
胸が張り裂けそうになります。
女性が北海道から相模原に移住してきた時期や
上のお子様たちの年齢と我が家の子供たちの年齢が
近いことも重なって、もしも自分だったら?という
思いもあります。
ただあえてこの場で書かせて頂くならば
報道の在り方にも問題があるのではないでしょうか?
報道ではすべてに「無許可助産院で女性死亡」と
記載されていますが、1981年から看板を掲げて
営業している地元では水中出産で有名な助産院で
かつて娘さんの出産の際に母親である院長が
取り上げたことでテレビでも
感動的なドキュメンタリーとして
取り上げられています。
隠れて営業していたわけでもなく、助産師の資格を持ち
今までに4300件以上のお産に携わっていたことを
考えると、県や市の対応にも問題があるように思います。
「無許可」という響きの与えるインパクトが
あまりにも大きく「悪者は助産院である」と
記事を読んでいない人にまで植えつけてしまうような
報道姿勢はどうなんだろう?と思ってしまいます。
またこれはあくまでも個人的な感想ということに
なってしまいますが、院長先生の母親や子供に対する接し方には
愛情が感じられましたし、国立病院で婦長まで勤められていた経歴から
助産師としてのキャリアもあり、無理やり産ませるのではなく、
自然に産むことにこだわって長年お産に携わってきたように思います。
私が入院していた時にも、若い助産師さんたちが研修で
いらしていて、夜遅くまでこんなに素晴らしいお産があることに
感動し、熱く語っていたことを翌朝嬉しそうに話していた
院長先生の顔が思い浮かびます。
私は長男を総合病院でお産し、無事に生まれてきてくれたことに感謝し、
病院の対応もきちんとしていましたので、とても満足していました。
ですが次男をこちらの助産院で産んでみて、
お産ってこんなにも気持ちのいいことなんだ!!
という感動は今でも鮮明に覚えていますし、
産んですぐに「また産みたい!」と
思うほど高揚感に満ち溢れた幸せなお産でした。
長男の時の総合病院では陣痛促進剤を打って
お産の経過を早めたことで産後の出血もあり、
貧血を起こし車イスで病室まで移動しました。
産後の肥立ちを考えても、
初産か経産かにもよるのかもしれませんが、
次男の時のほうが明らかに回復が早かったです。
しかし、助産院でお産をすることにはリスクがあります。
病院ではないのでお薬の処方や帝王切開などの手術も
助産院ではできません。
お産の際に何かあれば総合病院に転送されることも
事前に話されます。
「妊娠をすれば元気な赤ちゃんが生まれてくる」と
出産経験のない人は誰もが思いがちですが、
お産にはリスクが付きまといます。
100%安全なお産はどこにもありません。
そういったことに対するきちんとした教育がないことも
問題のような気がします。
今回のケースで対応の遅れや不備があったかどうかは
何とも言えませんが、自然なお産を求めて
「のぞみ助産院」に通われる妊婦さんがたくさんいて、
ここでのお産が気持ちがいいからと
3人目、4人目という経産婦さんがたくさんいたということも
事実です。
助産院でお産をすること自体がマイノリティで、
自然なお産をしたくても、
家族の理解を得ることも難しかったりします。
一生のうち数回しか経験できない貴重なお産の機会を
病院任せではなく、自分自身で選択して産みたいと思って
お産に臨む女性もいるのですから、
助産院と病院がより密接に連携したり、
今まで以上に、より自然で、より安心できる
お産になっていったらと切に思います。