昔からからだを温めることはからだにいいと言われますが、
なぜいいのでしょう?
からだを温めると血流が良くなります。
そしてからだを温めると体温が上がります。
この「温まる」ということがとても大事!!
からだが冷えているとあらゆる病気を招いてしまいます。
特に「がん」は冷えからくる病気の代表選手
「がん」はからだのあちこちにできるのに「心臓がん」と「脾臓がん」だけありません。
なぜ???
それは「心臓」は常にフル稼働で休みなく働いているから
(止まっちゃったら困ります!!(笑))
そんなわけで心臓は発熱量が多く、「熱い」臓器というわけです。
また「脾臓」は胃の左後方あたりに位置するソラマメ形の臓器ですが、
血液をろ過し、古くなった赤血球を破壊したり、リンパ球を生産しています。
赤血球の貯蔵も行っていて、
赤血球が多いと赤ちゃんと同じように「熱い」んです。(温度が高い)
(生まれたばかりの赤ちゃんは赤血球が多く、
そのため赤黒く見えたことから「赤ちゃん」と呼ばれました。
新生児に見られる「黄疸」はこの赤血球が破壊されることによって
ビリルビンがたくさん作られ、そのビリルビンを処理する肝臓の働きが
まだ未熟なので出てくる症状のことです)
では「がん」になりやすい臓器はというと
中が空洞だったり、外気によって冷やされやすい臓器たち。
(「胃」「食道」「大腸」といった消化器系、呼吸器系の「肺」や生殖器系の「子宮」など)
からだを温めるためには
・全身浴をする
・からだを温めてくれる根菜類をはじめとした「陽」の食べ物を積極的に摂る
・運動をする
・冷たい飲み物や食べ物をとりすぎない
・クーラーなどの冷房にあたりすぎない
こんなことを気を付けながら
夏もからだを冷やしすぎず「温める」生活をしていけたらなぁと思っています♪
写真は「からだのしくみ事典」の消化器系のイラストです。
口から肛門まで一つの長い管でつながっているので外気が通り抜けていくんですよね。
(もちろんからだには外気を温める工夫がたくさんありますが・・・)