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ああ、アフリカ旅行

連載―318キラキラシリーズ・斎藤輝子の生き方⑧キラキラDASH!DASH!DASH!

祖母輝子は、六十四歳から八十九歳で亡くなるまで、世界百八ヶ国、地球三十六周分の旅行をした。中でもアフリカが大好きで何回も訪れている。今、好奇心に溢れる女性たちにはアフリカが大人気だという。祖母はまさに元気印の女性たちの先駆けだったわけだ。私もその〇みにならって、「アフリカに行きたい!」走る人
とばかりJTBに行き、勝手に、母の分と一緒に申し込んでしまった。チョキ
母は、「アフリカは遠いわ。パパを八日間も一人にして旅行なんてできない」と不安がある。その昔、大躁病の父から、「家を出ていってくれ!!」と罵倒された母だが、この頃はヨタヨタの父にとても優しい。「一人で大丈夫だよ。子供じゃないんだから」パー
と、母を説得して、「アフリカ旅行説明会」に出席することに。メモ
当日、会場は満席だ。アフリカ人気、恐るべし!司会の女性が口火を切る。「今から、アフリカ旅行の様子をスライドで上映しますのでご覧下さいね」映画
広大な見渡す限りの草原!キラキラこんなすごい所を輝子は訪れたんだ。改めて祖母のバイタリティーに脱帽。(私も輝子おばあちゃまと同じ風景を見てみたい!早く行ってみたい!)飛行機
小声で母に、「ママ、行ける時に行かないと行けなくなるよ」と、ささやく。耳
母は、留守番の父や、九十四歳の祖母が心配だと、まだ行く気になっていなかった。実は私も、旅行費用が高い上に、会社を長期間休めるかで迷っていた。!?
カラオケ「みなさん、アフリカに行って、必ずキリンやライオンが見られるって思わないで下さいね」(エッ?キラキラ見られないの?)「サファリカーで何時間も探しますが、動物の状態により、見られる時と見られない時があります。ライオン、サイ、バッファロー、ヒョウが見られたら、ラッキーと思って下さい」目
後ろのお客様から、「私、ライオンを見たよ」と声がして、思わず振り返ると、二十代の女性三人。(こんな若い女性がアフリカに行っているの?)ガーン
実は、このアフリカ旅行は、一人四十五万円。さらに燃油サーチャージが五万!キラキラそれが迷っている大きな原因。「アフリカは二度と行けないから、せっかくならいいホテルにしよう」と思うと、この値段になるのだ。¥ドンッ
司会者が続ける。カラオケ「みなさん、サファリカーに乗って何時間も動物を探しますので、お手洗いはありません。一台目に乗れればいいですが、二台目、三台目となると砂塵が全身の穴という穴に入ります。捨ててもいい一番汚いTシャツをお持ちになってね」しょぼん
こんなところに輝子はワンピースで訪れたのだ。iモード
説明が終って、カラオケ「何かご質問は?」と聞かれると、会場から、マラリヤや予防接種の質問、ビザの取得方法と、いろいろな質問が飛び出し、説明会が終ると、ドッと疲れた。(;´・`)(´~`;)
帰途、母に、「輝子おばあちゃま、すごいところに行っていたんだね」「ママはアフリカ無理だわ」「私もやめようかな」霧霧
会社で精一杯な毎日なのに、とてもマラリアの薬を飲む気持ちの余裕がないダウン
しかも、日々、父がヨロヨロと老化が著しく、母と相談してキャンセルしてしまった(泣)。(あー、アフリカって遠いなあ。悔しい)しょぼん
と思っていたら、「新潮45」の名物編集長だった中瀬ゆかりさんが、「アフリカに一ヶ月も行くらしい」と耳にしたので、電話する。電話
不二家のペコちゃん似の編集長の容貌とは裏腹に「新潮45」は愛憎のもつれとか、不倫とかのドロドロネタが多い。本

新月‐‐‐‐

やや欠け月‐‐‐